ロシア語自習室

アクセスカウンタ

zoom RSS <僕はちょっとクレイジーかもしれない(上)>ステファン・ランビエル

<<   作成日時 : 2009/02/10 01:13   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 4

前回につづき、「アート・オン・アイス」を取材した
別のロシア人記者によるインタビューをご紹介します。
長いので序文は省略して、インタビュー部分のみ訳します。
今回は意訳が多くなっていますので、ご了承ください。




ステファン・ランビエル

僕はちょっとクレイジーかもしれない



 (略)


 ― ステファン、身体の具合はどうですか? 今の気分は?

 良くなりました。もちろん以前のように100%の状態ではなく、試合に参加することはできませんが、でもショーに出ることはできます。僕はプログラムのアイデアを考えるのが好きで、観客の前にいる時間が好きです。やっぱりスケートを愛してるんでしょうね。
 でも、ショーと試合とはまったく別物です。試合では一人きりです。ひとりで自分自身に、自分の個人的な目標に集中します。他のスケーターと話をしたり、交流することはできません。いちばん大事なものは、氷と、氷の上の自分なんです。
 ショーの環境はもっと家庭的で、僕はこの雰囲気をとても気に入っています。

  ― でも、あなたは試合も好きでしたよね…

 ええ。でも、僕の時代は過ぎたんです。

  ― あなたの口からそんな言葉を聞くのはとても悲しいです…

 でも、そうなんですよ。

  ― いつだったか、あなたは引退決意の後、さらに2週間悩んだと言っていましたね。今でも引退を惜しむ人々がたくさんいます。あなたは試合からいなくなり、グランプリ・シリーズからいなくなってしまいました。

 確かに悲しい状況ですね。というのは、フィギュアスケート界が、試合の世界が、いま少し病んでいるからです。奇妙な新採点システムのせいで…僕は本当に試合が好きだったので、引退の決意をするのはとても難しいことでした。僕は勝つことが好きでした。勝利の味を味わえる機会を持っていたというのは幸せなことです。この観点から、僕は自分のキャリアに大いに満足しています。
 それに別の角度から見れば、僕はどこかへ行ってしまうわけではありません。これからも自分のために、観客のために滑ります。ジャッジもルールも無いというのは素晴らしいです。完全に自由ですからね!

  ― そこが信じがたいんです。あなたは日本のショーで4回転ジャンプにチャレンジしましたよね。それを見て、人々はたちまちこう言い始めたんですよ。「彼が4回転にチャレンジするということは、つまり、きっと…」

 それは絶対ありません。僕はトレーニングを続けているだけです。もちろん、以前のようにハードにではありませんが、4回転とトリプルアクセルにチャレンジしています。フィギュアスケートは僕の人生です。自分のために滑りながらも、自分に挑み続けているんです。そのためにはジャッジも試合も必要ありません。
 フィギュアスケートを始めたばかりの7歳の頃、僕の目標はチャンピオンになることで、僕はそれを達成しました。でも、同じぐらいショーマンにもなりたかったんです。それで多分、フィギュアスケートを選んだのだと思います。だから、繰り返しますが、引退しても何も終わってはいないのです。

 ついでに言うと、僕がいま出演しているのは「アート・オン・アイス」だけじゃありません。現役引退を決めた後だけでもクルシュベル(※フランスの町の名前だそうです。ざっそうさん、TSUGUMIさん、情報ありがとうございます!)、日本の長野と東京、そして1月の初めにミラノでショーに出ました。それぞれのショーでとても大きな満足を得ました。人々が僕を待ってくれている姿を目にしたからです。


 (続く)


2009年2月5日
レウト・ゴリンスキ



<原文>
http://news.sport-express.ru/online/ntext/28/nl283024.html


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ecoさん、初めまして。
最近になってここを発見し、ちょくちょくお邪魔していました。 そうしてArt on Iceでのインタビューをお待ちしていました!

クルシェブルは私の耳にはクシェヴェルと聞こえるのですが、フランス語はわからないので確かではありません。 はい、フランスの町の名前です。 
ジュベールが負傷してこのショーの一日目をキャンセルしたのでステファンが急遽代役で出演していました。
その時のテレビ放送がYouTubeにあがっていますので、URLのところにアドレスを書きますね。

>僕の時代は過ぎたんです。
これはドイツ語のインタビューでも言っていました。
現在のお気に入りフレーズなのかもしれません。

ここで紹介される記事を素敵な訳と共に楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。
ざっそう
URL
2009/02/10 11:41
ecoさん さっそくありがとうございます。
このインタビューも大変興味深いですね。続きを楽しみにしています。

地名はフランス語読みはクルシュベル、日本語ではクルシュベルまたはクールシュベルと表記されているようです。
TSUGUMI
URL
2009/02/10 12:10
ざっそうさん、
ようこそお越しくださいました!
実は、実は、ざっそうさんにも以前から大変お世話になっておりまして…ドイツ語記事の翻訳、いつもありがとうございます。自分のブログで恐縮ですが、この場にてお礼申し上げます。

私がロシア語を習ったのはかなり昔のことですし、在住経験もないのですが、フィギュア大国ロシアの記事を皆さんにご紹介しつつ、自分も勉強してしまおうという厚かましい魂胆で、このブログを始めた次第です。こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

地名情報ありがとうございます!それから、お気に入りフレーズ情報も(笑)。YouTubeの動画も見ました。小さなリンクで、セットも家庭的な感じで、とっても素敵でした☆
eco
2009/02/10 20:52
TSUGUMIさん
なかなか英訳が出ないもので、自分で手を付けてしまいました…あと半分以上残ってますよ〜(嬉泣)
クルシュベルの情報ありがとうございました。本文も訂正させて頂きました。
eco
2009/02/10 20:56

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
<僕はちょっとクレイジーかもしれない(上)>ステファン・ランビエル ロシア語自習室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる