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zoom RSS <プルシェンコの復帰について話すのはまだ早い(下)>アレクセイ・ミーシン

<<   作成日時 : 2009/03/05 20:59   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 2

 ― もうすぐ世界選手権の調整合宿のために、デトロイトへ発たれるんですよね…

 そうだ。アメリカの施設はいつも良いのだが、デトロイトとロサンゼルスとでは大きな時差がある。合宿には相応しくない場所を選んでしまったと思う。はじめは同じ街での合宿を計画していたのが、何らかの事情でデトロイトになってしまったらしい。
 まぁ、仕方がない、そこで準備をすることになるだろう。この合宿が、世界選手権に良い状態でのぞむ手助けになってくれることを期待している。

 ― ヘルシンキでも、ジャッジに不満を訴える選手がいました。ましてやアメリカでの試合となれば、選手には常にプラスαの負担がかかります。これについての準備はできているのでしょうか?

 あなたも覚えていると思うが、フィギュア史の中には、我々ソビエトのジャッジが国をひいきすることに対して、ISUがうんざりしていた時期があった。こういう状況を指す特別な用語まであったぐらいだ。そして彼らは、ほとんど我が国の審判抜きで競技を行うようになった。我々が競技審判に参加することを禁じたのだ。
 さて、この状況の中で、他国の代表たちは我が国の選手に対して公正で、注意深かったし、また我々を怒らせることを恐れたため、我が国は世界のフィギュアスケート界において最も重要な役割を果たすことになった。わかりやすいではないか?(?)
 それ以後、我が国のスケーターが世界のスケートリンクを支配し、皆を飽き飽きさせたものだから、ISUのお偉方はこんなことを叫び始めた。「あぁ、なんということだ。またピセーエフ(※ロシアフィギュアスケート連盟会長)の奴がメダルを全部持って行ってしまった!」とね。もちろん、この胸焼け(※妬み?不作法?)は今日まで存在し続けている。
 これが何故いけないのか?それは、エキシビションやショーには様々な国のチャンピオンが必要だからだ。ステファン・ランビエルが世界選手権で優勝した途端、スイスのフィギュアスケートのレベルは上がり、人々の関心は高まった。フランスでも、ブライアン・ジュベールが世界チャンピオンになったとき、同じことが起こった。ロシア人がやって来てメダルを全て持ち去ってしまうと、他の取り残された国々の連盟は不満というわけだ。
 しかし、いま状況は少し変化した。何が変わったかと言うと、ロシア人選手に対する厳しい目は今もあるのだが、試合に出場する選手のレベルが少し下がったのだ。今私はシングルのことを念頭に置いて話しているのだが、ペアについてもやはり同じことが言える。
 つまり、我が国の選手に対する偏見は今なお存在するが、技術が落ちたということだ。トリノ五輪の後に…


 (終)




<自習メモ>
дополнительный 付加の、二次の、割り増しの
лояльный 忠実な、正当な(英royal)
несуще'ственный 重要でない、二の次の

иметь место 起こる、存する
иметь в виду のことを考慮に入れる、念頭に置く、ほのめかす

так вот それはさておき、さて、そこで
так что それ故に、こんなわけで

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ミーシンコーチ、そんな正直なことを言っちゃって大丈夫なんでしょうか(^^;; 訂正を求められたりしないかって心配になっちゃいました。。
ソビエトってなつかしい言葉でした。あの頃はダンスとペアは台に必ず上ってましたもんね。
ユリ
2009/03/10 20:34
ユリさん
ほんと「そのまんま」ですよねぇ(^_^; ま、ソビエトという国はなくなってしまったので、時効ってことでOKなんでしょうか??

今ちょっと調べてみたら、ミーシン&モスクビナが世界選手権で銀メダルを獲った年って、ソ連が表彰台独占してるんですね。ロドニナは10連覇(!)してるし…ソビエト連邦おそるべし。
eco
2009/03/12 01:17

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