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zoom RSS <ポリーナ・シェレペンはついに真の力を見せた>トゥトベリーゼ

<<   作成日時 : 2009/09/07 23:21   >>

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教え子にはのびのびと成長してほしいという
コーチの愛情がよく伝わってくる内容だと思います。




エテリ・トゥトベリーゼ
ポリーナ・シェレペンはついに真の力を見せた



 (前文略)


 正直なところ、こんなに素晴らしい滑りは期待していませんでした。モスクワへ戻ってきて演技の録画を『YouTube』で見ましたが、肝心なものはそこには映っていませんでした。あの子は、自分がリンクの上にいるという幸せでただただ輝いていたんです!彼女は完全にリラックスして、楽しく演技をし、顔には笑みを浮かべていました。まるでこのプログラムが永遠に終わらないで欲しいと願っているかのように。ポリーナがあまりに落ち着きはらってリンクへ出て行ったので、一瞬こわくなったほどでした(笑)。優勝した後で教えてくれたのですが、フリープログラム前の6分間練習のとき、彼女は大声で笑い出したい気分になったそうですよ。考えられますか?歓喜と、そして内側の沸き立つエネルギーのせいでしょう。

 ポリーナのブダペストでの演技にはとても満足しています。彼女はすべてを最高の形で行い、自分に出来ること(能力)すべてを見せることができました。そして、私にとっていちばん重要なことは、ポリーナがついに自分の真の力(可能性)を、真の滑りを示したということです。私はそれをトレーニングで見ていますし、2〜3年前には試合でも見せていました。ところが、昨シーズンはそれがどこかへ行ってしまったのです。去年、私たちはコンプレックスだらけになりました。彼女はあれもしていない、これもしていないといろいろ言われました。そして彼女はどんどん萎縮し、自分と自分の滑りを見失っていきました。

 これがいったいどういうことなのか、自分のときのことを思い出します。私は子どもの頃にコーチから「君は三枚扉の棚(※)みたいに滑っている」と言われたんです。それ以降、私は自分を本当にそういう棚だと感じ始めました。自分がとても重くて、自分の扉がぴしゃりと閉まるように感じ始めたのです。
 ブダペストでの演技と勝利によって、ポリーナが「自分は本当に滑ることができる」と感じられるようになってほしいです。それを強く願っています。

 私たちの次の試合はグランプリ・ミンスク大会で、1ヶ月後になります。ある側面から言えば、もう時間がないのでコンディションを崩してはいけません。ただその一方で、スポーツ選手が1ヶ月間コンディションを保ち続けることもまた不可能です。でも、最適なスケジュールを見つけるのは、コーチとしての私の課題です。
 ミンスクでは3回転-3回転のコンビネーションをプログラムに入れる計画をすでに立てていて、その練習を月曜日からもう始めています。ポリーナはとても練習熱心で、自分に厳しい子です。どんなに難しい課題を与えられても安心する(気を緩める)ことなく、ちゃんとできるようになるまではリンクから出ません。たとえぶっ通しで3時間かかったとしてもです。

 またエテリ・トゥトベリーゼは、ポリーナ・シェレペンの2009-2010シーズンの新プログラムについても語った。

 ショートプログラムの音楽はアルビノー二のアダージョで、ポリーナのためにニコライ・モロゾフがアレンジしました。それにしても彼はなんて素晴らしい仕事をしてくれたんでしょう!…良いプログラムができあがり、ポリーナにとてもよく似合っています。この音楽は彼女にはシリアスすぎると言う人もいますが、そういう人たちにはこう言っています。彼女はもっとシリアスな曲でも滑ってきましたよって。それに、14歳の子はまだ小さくて何も分からないなどと考える必要はありません。

 フリープログラムの『ポロヴェッツ人(だったん人)の踊り』は、私たちの振付師であるイーゴリ・リュチコフと一緒に作りました。とてもよい出来だと思っています。


2009年9月1日
オールスポーツ



<原文>
http://www.allsportinfo.ru/archive.php?id=31482&s_s=106&s_d=1&s_m=9&s_y=2009&b=0&l=40



※「三枚扉の棚」を原語で画像検索すると、こんなのが出てきました
http://dekor.shop.by/pics/items/fQ2Dart_shkafob03.jpg
http://www.site-mebeli.ru/files/gallery_products/full_38.jpg
http://www.mk-orlan.ru/netcat_files/366/240/h_89cfeb4d2f69a3c6d2ffb69eadc6e694

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。またまた素晴らしい記事の翻訳をありがとうございます。ecoさんが仰るように、コーチが彼女の内面を丁寧に愛情を持って見ているなぁという感じが伝わりました。三枚扉棚画像ありがとうございます。イメージが膨らみました!
ろこ..
2009/09/08 00:47
ポリーナは、その才能のゆえに、「コーチを変えるべきだ」という批判にさらされてきました(今もそうです)。でも、彼女はこのコーチを母のように慕っているのです。
二人の絆が引き裂かれることなく、ソチへの周囲の過剰な期待に押しつぶされずに、彼女らしい繊細で美しいスケートを完成していけますように、と心から願っています。
素敵な翻訳をありがとうございます。ブログの発展を心より応援しております。

タラ
2009/09/08 06:18
ろこ..さん
コーチのひと言ひと言がとてもあたたかくて素敵ですよね。動画には映っていないというポリーナ選手の本当の魅力を、是非この目で見てみたいと思いました。

三枚扉棚のところは、私も画像検索するまでは全然ピンと来なかったので、これを見てなんとなくイメージを持ってもらえたら幸いです^^
eco
2009/09/08 23:15
タラさん
そうだったのですね…そんな事情があったとは…
そのお話を心に留めて、改めて自分の訳したこの記事を読んでみると、やはりああいう「翻訳発言」にはならなかっただろうと今なら思います。申し訳なかったです。

タラさんの書き込みがなかったら、この愛情溢れるインタビューも斜め読みのまま終わっていたと思いますし、タラさんからこのブログを応援しているという言葉を頂けて、本当に嬉しいです。曲がりなりにもロシア語を続けてきてよかった。ブログを続けてきてよかった。フィギュアスケートファンでよかったと、今とても幸せな気持ちです。
eco
2009/09/08 23:17

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