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zoom RSS <監房はジムのようだった>アンドレイ・ルタイ

<<   作成日時 : 2009/11/30 01:34   >>

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11/30 15:55
一紙独占インタビューとお伝えしましたが
29日付けの別のメディアにも
違う内容のインタビューが出ていました。
「ペテルブルクへ戻った」と書いてあります。


『イズベスチヤ』は政府系の硬い新聞だと聞いています。

憶測の多いスキャンダラスな報道がたくさん出ましたが
やっと本人のインタビューが一紙独占という形で掲載されました。
周囲の人もこぞって「彼は真面目な青年」と証言しているようですし
私個人的にはまた頑張ってほしいと思うのですが…難しい問題ですね…




フィギュアスケーター アンドレイ・ルタイ

拘置所の監房はスポーツジムのように見えた



 すでに『イズベスチヤ』紙がお伝えしたとおり、フィギュアスケーターのアンドレイ・ルタイがスポーツ秩序と民族的規律に違反したとして、(ロシアフィギュアスケート)連盟の資格を1年間停止された。『イズベスチヤ』通信員は報道陣の中で唯一ルタイと直接話をすることができた。そして、彼がレイクプラシッドのスケート・アメリカへの出場後、なぜ真っ先に深酒し、車を乗り逃げしたのかを知った。弊紙は読者に対し、このストーリーが真実かを判断する権利をゆだね、ここに会話の筆記録を掲載する。


イズベスチヤ:試合の前からすでにトラブルが始まっていたと聞いていますが。

ルタイ:航空輸送者のミスです。スタッフの不注意が原因で、僕のスケート靴がヨーロッパに置き去りにされてしまいました。しかも、それがペテルブルクでなのか、乗り換えをしたヘルシンキでなのか、本当に誰も説明できないんです。

イ:なぜ機内に持ち込めなかったのですか?

ル:航空輸送の新テロ対策法で、刃物類の客室への持ち込みが禁止されました。僕は3日間宙ぶらりんの状態で、練習することができず、ショートプログラムが始まる数時間前にやっと靴を受け取りました。主催者側は僕が現地のリンクに慣れることができるようにと、公式スケジュール外で滑ることを許可してくれたのですが、結局不十分でした。結果はご存じのとおり、12人中10位でした。

イ:そこで、ロシア式にストレスを解消しようとしたわけですか?

ル:だいたい僕はアルコールは飲まないんですよ。やけ酒でウォッカを飲む習慣はありません。

イ:では、なぜ血液中からアルコールが検出されたのですか?しかも0.19ppmですよ。ニューヨーク州の法律では0.08ppmまでしか許されていません。

ル;僕がお話しできるのは、覚えていることだけです。大会終了後、選手全員がディスコへ招待されました。主催者に敬意を払って僕もそこへ行き、1時間ぐらい過ごしました。負けた悔しさを少し鎮めたくて、バーで氷の入ったアイスティーを注文し、それを飲んで、しばらく座って音楽を聴き、外へ出ました。その後起こったことはすべて霧に覆われています。

イ:ドリンクの中に何か混入されたと言いたい気持ちはありませんか?

ル:何だってありえます。でも、僕は誰も疑っていませんし、異説に傾くこともありません。バーテンダーが僕の下手な英語を理解できなくて、アイスティーの代わりに何かもっと強いものを注いだのかもしれません。僕の方は神経が高ぶった(?)状態で混合物(カクテル?)を飲んで、違いに気づかなかったのかもしれません。

イ:その時、アレクセイ・ミーシンコーチはどこにいたのですか?

ル:アレクセイ・ニコラエヴィチとは別々のホテルに泊まっていました。別れ際に、パーティーで長時間過ごさない(早く引き上げてくる)ように言われました。

イ:なぜすぐにバスでホテルへ向かわなかったのですか?

ル:玄関へ出ると、クラブ前の広場は空っぽ(バスはいません)でした。歩くことに決めたのを覚えています。その後の記憶が欠落しているんです。自分がどうやって他人の車に乗ったのか、どこへ向かったのか、警察でも法廷でもはっきり説明することはできませんでした。今でもわからないんです。

イ:車のエンジンをかけて動かすためには、少なくともキーを持っていることと、ペダルや変速ギアの操作方法を知っていることが必要ですよね。

ル:(深いため息をついて)後から聞いた話では、車の持ち主はキーをさしたままにしていたそうです。彼は自分の「シボレー」を点検のために修理屋へ持ち込んでいました。僕はペテルブルクの交通渋滞の中でもかなりうまく運転できました。

イ:警察の主張では、二人の女性があなたと連れ立っていて、取り押さえる際にあなたは抵抗したということですが。

ル:そのことはマスコミから聞いて初めて知りました。でもそれは噂です。警察自身が、僕が遠くへ逃げることはできなかったと言っていました。パトロール員が追いついたとき、僕はおとなしく車を止めて、手錠もなしで署へ護送されました。そこで意識が戻ってきました。

イ:取り調べのことを覚えていますか?あなたは英語が苦手ということですが、何が起こっているのか理解する手助けをしてくれたのは誰ですか?

ル:現地のボブスレーチームのコーチ兼マネージャーをしている、レオニード・コーステン(?)です。彼はロシア語が上手なんです。

イ:警察で電話をかけることは許可されていましたか?誰に電話をかけましたか?

ル:弁護士にだけ。故郷のベルゴロドにトラブルのことを知らせたかったのですが、警察では国際電話がかけられませんでした。

イ:コーチには会えましたか?

ル:アレクセイ・ニコラエヴィチが署へ来ました。僕に何が起こったのかを聞き、いくつか励ましの言葉をくれました。

イ:拘置所では独房にいたのですか?

ル:部屋はスポーツジムによく似ていて、角には拘留者を監視するカメラが掛かっていました。対応は丁寧で食事も良かったです。でも僕は、たとえ3日間でも、誰にも鉄格子の向こうには行って欲しくありません。ましてや2年なんて。僕に“光をくれた”最初の起訴では2年でした。

イ:事情聴取には頻繁に呼び出されたのですか?

ル:僕が逮捕されたのは月曜日の夜(11月16日―イズベスチヤ注)です。その日のうちに(?)ロシアフィギュアスケート連盟副会長のセルゲイ・コノニヒンと弁護士のブライアン・バレットが、僕と話し合いをしにやって来ました。そして水曜日に審理がありました。

イ:ロシアへの帰国が許されることを知ったのはいつですか?また、最初の起訴内容の一部が取り下げられたのはなぜですか?

ル:弁護士は最初から、この件が刑事事件の範疇から民事へ切り替わると信じていました。車の所有者が法廷宛てに、僕へのクレームは無いという手紙を送ってきたことと、警察に抵抗したという提訴がなくなったのがきっかけでした。それで、法廷が終わるとすぐに保釈金無しで釈放されたのですが、ロシアへ出国する許可が先週末まで出ませんでした。検察が法廷へ来なかったために遅れたんです。

イ:ベルゴロドのご家族との再会はどんなふうでしたか?

ル:母と姉はものすごく心配していました。二人は長い間、僕のスポーツ・キャリアのためにあらゆることをしてくれたのに、僕の方はこんな形で期待を裏切ってしまって!できる限り二人に安心してもらえるように心がけました。

イ:事件はバンクーバー五輪までもうすぐという時期に起こりました。ライバルたちはロシアチームに対し、この件を利用しようとはしないでしょうか?

ル:ロシアのフィギュアスケートの権威が著しく失墜してしまったことは良くわかっています。しかし、それでもやはり、この件は僕の個人的な罪ということになってほしいです。アメリカでは大きな反応はありませんでしたし、アメリカの大きな報道機関は事実上、この件に気づいていないと思います。


2009年11月27日
ボリス・ティトフ



<原文>
ttp://www.izvestia.ru/sport/article3135889/



<自習メモ>
камера 監房/カメラ
снять стресс ストレスを解消する
пить с горя' やけ酒を飲む
крыльцо' 玄関、ポーチ
а'двокат 弁護士
инциде'нт (ふつう不愉快な)出来事、事件
резона'нс 反響、反応

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ecoさん、翻訳ありがとうございます!!
この件は本当に衝撃的だった上に真実が分からなくて参りました。
この記事は信頼できそうですね。
この中のルタイの発言については、私はファンなので信じましょう!ということで。
まず彼が無事帰国できたのが何より良かったです。
この記事からも、本当につらかったことが伺えます・・。
後はこれからのことですが、このインタビューでは今後どうするか、は言ってないようですね。
「ペテルブルクへ戻った」という別情報(ありがとうございます!)が練習に戻ったという意味だったらいいなと思います。
RON
2009/12/02 00:45
ecoさんこんばんわ。
噂でしか分からなかった事件の全容がハッキリして、
ホッとしたやら悲しいやら。。。です。
一年の資格停止とは辛いですね。

織田君も飲酒で謹慎してたけど、戻ってきたし。。
複雑ですが、それも有りなのかなぁ。いや、しかし!
とか考え込んでいます。本当に複雑です。心境が。
でもファンだからこそ!また彼の演技を観たいです。

織田君ファンの気持が少し分かりました(^_^;)

(この間コメントしてくださった内容を、今更ですがブログに載せさせて頂きました。一応ご報告させて頂きました。(^^))
sorachi
2009/12/02 22:04
RONさん
ここのところ、仕事&GPF観戦であっぷあっぷしておりました<(_ _)>
今回はジュニアのライブ中継があったので、それを観ていたのですが、日本勢は男女ダブル優勝だし、素敵なロシア勢がいっぱい(特にダンスのジョナサン君!笑)いるし、ジュニアがこんなに面白いとは思ってませんでした☆

ルタイ君のことは本当に何と言っていいやら…本人の発言どおりアルコールと気づかずに飲んでしまったのなら、今回の件は事故のようなものだと言えるかもしれませんよね。とにかく、無意識状態で運転しているときに、本物の交通事故を起こさなくて本当に良かったです。もう練習再開してるのかなぁ?
eco
2009/12/06 22:32
sorachiさん
お返事が遅くなってすみません〜
五輪シーズンに一年間資格停止って、本当にツライですよね。去年のワールドでは頑張って「2枠」に貢献したのに…
sorachiさんは織田君やスタビスキーの件には厳しいご意見でしたよね。でもルタイ君の場合は、本人の主張が真実だとすれば、「お酒は飲んでいない」つもりだった分、寛大な対応をしてあげてもいいような気が…難しいところですけど。

コメント欄の訳の件、お気を遣わせてしまってスミマセン。ありがとうございます^^
eco
2009/12/06 22:32

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