「フィギュアスケートは嫌い」と言いきるトランコフ選手。本音なのかツンデレなだけなのか…(笑)。あと、彼には10年以上おつき合いをしている彼女がいたはずなんですが(http://akoako.at.webry.info/201102/article_1.html)、そちらの方もちょっと気になったり。この競技を美しく芸術的に爆破してくれるのを楽しみに待ちたいと思います^^ 天使と悪魔。相性について このペアの発言役は、言うまでもなくマクシムだ。ターニャは静かでほとんど目立たず、パートナーが時おり言葉を選ぶのに迷うとコメントをはさむ。マクシムは夢中になると前のめりになり、語気が強くなり、身振り手振りをし始める。ターニャは彼の後ろへ下がり、彼の見解に賛同している様子を顔全体で豊かに表現しながら黙っている。まことにもって頼りになる肩だ。 ― ペアを組んですでに2年が経ちました。お互いのすり合わせはもう終わったと考えていいでしょうか? マクシム:ええ、今はまったく違った練習をしています。どうやって手をつかもうかとか、一緒に足を踏み出そうかとかはもう考えません。 ― 主にターニャがあなたに合わせなくてはいけなかったと、どこかで読みましたが… マクシム:(ターニャがほほ笑みながら頷いている)僕も合わせなくちゃいけなかったさ。 ― でも、あなたはもっと頑固な人だという評判ですよ。ターニャにはフィギュアスケートが向いているけれど、マクシムにはまったく向いていないというような印象ができ上がっています。 マクシム:それは本当のことです。僕は完全にペルミの腰抜けで、決してそこから逃げない。決してモスクワっ子やレニングラードっ子にはならない。こっちに12年も住んでますけどね。 ― 腰抜けなんかじゃなく、あなたにはもっと男っぽいスポーツが向いているという話ですよ。BMXとかストリートバスケットとか… マクシム:バスケは7歳のときに始めて、後にそのストリートバスケをするようになりました。僕がまるで自分の場所にいないみたいだということは自分で分かってます。僕はピンクの服を着るような男の子じゃなかった。でも、何だかこんなふうになったんです。 ― 今はフィギュアスケートが自分にとって本来的なものだと感じていますか? マクシム:いいえ、僕にとってノーマルじゃないし、本来的じゃないし、喜んでほかのことをやっていたでしょうね。単に今までずっとフィギュアをやってきただけです。 タチヤナ:マックスはとても目的意識が高いんです。何かをやる時はとことんまでやって、それが実を結ぶんです。 ― 多くの選手がフィギュアスケートの五輪チャンピオンになりたいと、この競技の歴史に名を刻みたいと願っています。どうやらあなたは不本意にも、彼らの酸素を止めて(※彼らが五輪チャンプになるのを阻止して)いるようですね。 マクシム:僕は五輪チャンピオンになりたいですよ。種目によってどんな違いがあるっていうんです? ― でも、嫌いな仕事の部類に入らないとはとても言えませんよね。心を締めつけながら(※我慢しながら)やるわけですから。 マクシム:ええ、そういうこともあります。フィギュアスケ―トが大好きだなんて一度も言ってませんからね。僕はフィギュアスケートに我慢できない!でもこのフィギュアスケートを変えたい。フィギュアスケートを爆破したいんです。だって嫌いなんですから。 ― ターニャのことも変えたいですか? タチヤナ:(笑いながら)私を変える必要はないわ! マクシム:ターニャはフィギュアスケートをとても愛してます。だから僕たちはこんなふうにお互い理想的にバランスが取れてるんです。プラスとマイナスみたいにね。 ― “バランスが取れている”という発言は興味深いですね。私にはもうお二人はがまったく違うタイプの人だと分かりましたよ。違う本を読み、違う音楽を聴き…逆に、折り合いがつかなくて喧嘩ばかりする可能性の方がありましたよね。 マクシム:ええ、僕たちはすっかり麻薬中毒で、病的なぐらいにコミュニケーションを渇望してるんです。お互い半日だって離れて過ごせないんですから! タチヤナ:最初の日からそうなんですよ。 マクシム:相手をかっと怒らせるなんてことは全然ありません。どちらかが何かしゃべっていると、もう一人はそれを聞いてます。 タチヤナ:私たちはぜんぜん違うタイプで、それがお互いにとても興味深いんです。 マクシム:僕たちはなんだかすぐに友だちになりました。ついでに言うと、同じ建物に住んでるんですが、玄関は別です。たとえば、僕がサッカーを見に家へ帰ってくると、ターニャは自分の用事をしています。でもサッカーが終わるともう彼女に電話して、「ねえ、いま何してるの?」って感じで…夕食はほとんどターニャのところでばかり食べてます。ボルシチがすごく美味しくて! ― どこかのインタビューで、好きな作家の話をされていたのを読みました。シニカルなチャック・パラニュークを読む一方で、神秘的なチャネラー、リー・キャロルも読むと。お互い自分の波長に合わせようとしているのですか? マクシム:ターニャが僕に合わせようとしてます。僕がときどき何かごく読みやすいものを滑り込ませておくので。社会的なものですね。 ― 『ファイト・クラブ』とか? マクシム:それは次のステップですよ。 タチヤナ:ええ、いま私の手元にはスティーヴン・キングがあります。 ― まさか『インディゴ』とか? マクシム:いま『ジャーニー・ホーム』を読んでる人が『インディゴ』って?!彼女、頭がおかしくなっちゃいますよ。 ― ではマックス、あなたは『ジャーニー・ホーム』を読みましたか? マクシム:読んでません!読もうともしてません。それから、チャック・パラニュークのことだけど、僕の大好きな作家とは言えない。もっと好きなのはドヴラートフとか、ブルガーコフとか… タチヤナ:私は民話やアニメーション(※いわゆる日本のアニメではなく、子ども向けのアニメーションのイメージ)が好きなんです。 マクシム:そう、アニメーション!あれには我慢できません。子どもの頃、ディズニーが始まるとみんな家へ走って帰ってたのを覚えてます。僕はひとりパレスに残ってました。サッカーをやりたかったから。アニメーションを映画館で見たのは、たぶん1回だけですね。 タチヤナ:そうなんです、いまだに『ラプンツェル』のことで私を許してくれないの。 マクシム:そうだ、その『ラプンツェル』だ… タチヤナ:それで今恨みを晴らしてるのよ、私が無理矢理見させたって!あれは良い気分を充電できるのに。 マクシム:要するに、僕は良い気分でいるのが好きじゃないってことですよ。 (終わり) |
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いつも楽しく拝見しています。 |
Eri 2013/03/06 23:13 |
Eriさん |
eco 2013/03/08 00:54 |
こんばんは。 |
YY 2013/03/08 22:01 |
情報ありがとうございます! |
Eri 2013/03/09 00:35 |
YYさん |
eco 2013/03/10 01:41 |
Eriさん |
eco 2013/03/10 01:48 |
こんばんは。 |
ゆきえ 2013/03/10 18:27 |
ゆきえさん |
eco 2013/03/10 23:31 |
いつもアップありがとうございます。 |
effect 2013/03/11 13:08 |
effectさん |
eco 2013/03/11 15:16 |
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