トマシュのインタビューは本当にいつも楽しくて大好きです。彼は以前、「ロシア語は聞き取れるけどしゃべるのは難しい」みたいな発言をしていたと思うのですが、こんなにしゃべれるなんてスゴイ!でもやっぱりネイティブじゃないから、大雑把な訳でお許しください… 2016年2月11日 アンドレイ・シモネンコ チェコのフィギュアスケーター、トマシュ・ベルネルがそのキャリアにおいて勝ち取ったスポーツ的達成のメインは、2008年欧州チャンピオンの称号だ。人間的達成のメインは、彼が世界チャンピオンや五輪チャンピオンにも劣らぬほどフィギュアスケート界で有名なことだ。「僕はいつも人々のために滑ってきました」とベルネルは答えた。先日ブラチスラヴァで開催されたヨーロッパ選手権で、その人気の秘密を本人に問うたときだった。 現在、エフゲーニー・プルシェンコのプロジェクトを含む様々なショーで姿を見ることのできるこのスケーターは、同じチェコのイルジ・ベログラツキーという若い選手のコーチの一人として2016欧州選手権に出場した。しかし、ベルネルは大半の時間をテレビコメンテーターとしてマイクを付けて過ごしており、このインタビューのためにやっとのことで中断してもらえた。しかしながらこのチェコ人はSovsport.ruのインタビューに快く、流ちょうなロシア語で応じてくれ、その言葉を編集する必要はほとんどなかった。 《 レースやスカイダイビングはフィギュアスケートと比べものにならない 》 ― トマシュ、あなたは今フィギュアスケート競技を2つの視点、リンクサイドとコメンテーターの立場から見ています。ご自身はフィギュアスケートがなくて寂しくありませんか? もちろん寂しいです。観客のいるリンクで演じることは、僕にとってモーターレースでも、スカイダイビングでも得られない感覚なんです。でも僕は現実主義者で、ヨーロッパ選手権のような試合に向けて良い準備をするためには、どれほどのトレーニングとお金が必要かわかっています。そのうえ男子シングルは急速に発展しているので、自分は別の仕事を探すときが来たと、ずいぶん前にわかっていました。ほら、今こうやって探そうとしているんです。ジャーナリストを試し、マネージャーを試し、コーチ業を試し。でも、この先何になるのか最終決定をする準備はまだできていません。 ― モーターレースとスカイダイビングも、つまり、試してみたと? 試しました。すごく楽しかったし、クールで、アドレナリンが…僕は車も、飛行機からダイブするのも大好きです。でも、フィギュアスケートがいちばん。何千人もの人が見ているリンクでプログラムを演じるときのエモーションは、どんなレースとも比べられません。たぶん、ステージに立つ音楽家や、お芝居の俳優や、バレエダンサーが味わう感覚に近いでしょう。 ― 2013/14の五輪シーズンを終えて引退したとき、長いあいだ試合を夢に見たりましたか? いいえ。現役最後の年は、競争したいという欲求がすでにありませんでした。グランプリシリーズやヨーロッパ選手権で優勝したときや、世界選手権で表彰台争いをしたときのようなね。現役の終わりごろにはもう勝ちたいと思っていなかったから、引退しても試合を夢に見たりはしませんでした。でも、引き続きショーに出演できるのが嬉しいです。「スノー・キング」や「キングズ・オン・アイス」のプロジェクトに僕を招待してくれるエフゲーニー・プルシェンコに感謝しています。そこに出演するのはとても楽しい。試合には戻りたくありません。 《 プルシェンコは欧州選手権でトップスリーに入っていただろう 》 ― プルシェンコのショーに出るのは楽しいですか。 はい。二人がライバルではなく友人としてリンクにいられるのがとても嬉しいです。たしかに、僕はいつも彼を倒すことを夢見てきたけれど、そのことで僕の彼に対する態度は何も変わっていません。彼は僕の友人なんです。そして今、僕たちは同じチームで働いています。観客に喜んでもらうという同じ目的を持ってね。実はこれは、現役時代の僕にとってもメインの目的でした。ジャッジに何か気に入られなくても、ファンが満足してくれれば幸せでした。 ところで、「スノー・キング」では、僕はエフゲーニーの友人というだけではありません。彼のナイト役を演じています。そして彼を護ります。これはものすごい感覚ですよ。 ― エフゲーニーは、復帰して2018年の五輪に出場するという目標を掲げています。あなたはうまく行くと信じますか? エフゲーニー・プルシェンコがそう言ったのなら、そうするでしょう。これは事実です。僕はすでに2度、プルシェンコを信じず、彼は復帰できないだろうと言いました。ところが彼は復帰しました。勝ちました。約束を果たしました。たしかに、彼がどこからモチベーションを持ってくるのか、どうやってあの難しいジャンプをぜんぶ跳ぶのかはわかりません。でも、彼がそう言うのなら、つまりやるということなんです。僕にはわかります。 ― 今回のブラチスラヴァの欧州選手権で、プルシェンコは何位になっていたと思いますか。 もし彼が選手権への準備を普段どおりに、早めにスタートさせていたとしたら、ショートで2本、フリーで3本の4回転を跳んでいたでしょう。僕はずっと前からプルシェンコを知っているし、練習で4回転サルコウ、4回転ルッツを跳ぶ様子を見てきました。トゥループは言うまでもありません。事実上すべての4回転ジャンプを跳んでいました。いま「スノー・キング」で滑っているような状態の話であれば、欧州選手権できっとトップスリーに入っていたでしょう。 (つづく) <原文> http://www.sovsport.md/gazeta/article-item/882695 |
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お久しぶりです!ベルネルのコメント翻訳ありがとうございました。私、彼のハツラツとした演技が大好きでした! |
YY 2016/02/20 15:31 |
YYさん、お久しぶりです、コメントありがとうございます! |
eco 2016/02/22 00:54 |
ecoさん、前のコメント誤字脱字だらけですみません! |
YY 2016/02/26 10:47 |
YYさん |
eco 2016/02/28 22:31 |
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