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zoom RSS ミーシン<4回転を追加するか、国旗を引き渡すか(下)>

<<   作成日時 : 2017/04/05 02:08   >>

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同じ記事の一部をasappoさんも訳していらっしゃいます(http://kurkuma.blog.fc2.com/blog-entry-2266.html)。「ミーシン語」の場合は特に、複数の訳文を読んでいただくことをお勧めします。
ところで、ハン君がミーシン先生より小さいって、本当?!



 前回・前々回の世界選手権を制したスペインのハビエル・フェルナンデスには美術的側面があり、彼の武器のひとつだ。見る者にイメージを理解させるその妙技と芸術は、技術面が非の打ちどころなく遂行された場合にのみ機能する。今回はそれがうまく行かなかった。彼は「サルコウ」2本と「トゥループ」という、悪くない4回転ジャンプの構成を持っているのだが。
 試合前に『現代の男子シングルスケートについてどのようにお考えですか?』という質問を受けた。私は、「余分な」4回転ジャンプが美に勝つだろうと答えた。今日、難度の高いものはすべて上から下へと転落している。

 我らがミハイル・コリャダとマクシム・コフトゥンは、別の4回転ジャンプを追加で身に付けるか、もしくは他の選手にロシア代表の国旗を手渡すべきだ。誰かはまだわからないが、そういう選手が現れるだろう。

 女子シングルのエフゲニア・メドベージェワは、絶対的なリーダーだ。とてもよくやった。彼女の大きな強みは、プログラムを遂行する上での正確さ、リテラシーの高さ、安定感だ。今回の演技によって、すでにオリンピックの表彰台に半分足をかけたかのようだ。カナダのオズモンドとデールマンは良いスケーターで、残りの選手たちとなら戦えるだろう。
 ロシアの2選手は運がなかった。アンナ・ポゴリラヤには神経衰弱が起こり、マリヤ・ソツコワは緊迫した戦いへの準備が万全ではなかったようだ。それでもショートプログラムは素晴らしい出来だった。

 ペアでは、中国の2人に頭を垂れなくてはならない。ウェンジンとツォン(※1)は前回・前々回の世界選手権の銀メダルを、今回、金メダルに替えた。昨年の夏、私は北京に滞在し、このペアの男性がトレーニングする様子を観察していた。私は彼にこう言った。「このホールには、異なる時代の世界選手権でペアの銀メダリストになった人間が2人いて、両方ともチビだ。君と私のことだよ」と。彼は私よりも小さいぐらいなのだ。そして女性パートナーの方はこのとき、足の手術をしてまだ入院中だった。私は心の中で、彼らの隠された武器と秘密のありかを探し、そして理解した。それは何か高麗人参のようなものではなく、彼らの精神力と勝利への希求なのだと。

 ウラジーミル・モロゾフとともに銅メダルを獲得したエフゲニア・タラソワは、本当にヒロインだ。脚に負った12センチの傷を縫っての演技だった。彼女には「火の中の勇気」のメダル(※2)を授与しなくては。
 ロシアのもう1つの素晴らしいペア、クセニヤ・ストルボワ/フョードル・クリモフ組については、全出場組の中で最も「血筋の良い」ペアだとだけ言っておこう。


 (おわり)




※1:ウェンジン・スイ/ツォン・ハン組
※2:ソ連時代に消防関係者等に授与されたメダルで、ロシア連邦もそれを引き継いでいるようです。

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