<初の国際ペア>川口&スミルノフ

いよいよスケートカナダに川口&スミルノフ組が登場します。
好きな休日の過ごし方・・・二人ともそれでいいんでしょうか??




初の国際ペア

川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組は 氷上だけの関係



川口悠子&アクレサンドル・スミルノフは、ロシアのフィギュアスケート界において、大きな成功をおさめた最初の国際ペアとなった。

このペアのリーダーが、小さくてか細い悠子であることは明白だ。彼女の方がパートナーよりも3つ年上というだけの理由ではない。26歳(11月には27歳になる)の川口は、実際に鉄のように強い性格の持ち主なのだ。
昨年ペテルブルクで開かれたロシア選手権のときのことだ。非常に難しい4回転スロージャンプをしようとして、悠子は転倒し、氷に肩を打ちつけた。以前にも問題を抱えていた箇所だった。パートナーは、彼女がぶつけたところをさすっているのを見て、止まって、そしてジャッジ席へ向かった。「非常事態です!」
演技の続行が許可されたが、休む時間はほとんどなかった。では悠子はどうしたのか?ワンハンドでの非常に難しいリフトも含めて、残り全てのエレメントを、申し分なくやってのけたのだった。

後日、彼女自身がこう説明している。

「自分が滑れるということは、最初から最後までやらなくちゃいけないということです」


アレクサンドル・スミルノフとペアを結成する前、東京近郊の小さな街チボ(※千葉の間違いですね…)出身の“ロシア日本人”は、数年間アメリカ人と組んでいた。とはいえ、実際はロシアのコーチ、タマーラ・モスクヴィナの指導を受けていた。はじめはシングルスケーターとして出発した。世界ジュニア選手権の女子シングルでメダルも獲得した。

彼女のパートナーは、金髪(薄色髪)でがっちりした体格のサーシャ・スミルノフ。黒髪で細い身体の悠子とは対照的だ。主導権が彼女にあることは認めているが、彼だっていわゆる“ひよっこ”ではない。

「氷の上で十分な意思の疎通ができるよう、お互いにうんと歩み寄らなくちゃいけません。僕たちはそれができていると思っています。ずっと一緒に練習していますが、一度もけんかしたことはないですから」


 ― お二人は、お互いの誕生日に感動的なお祝いをしてますよね。悠子は何をあげるんですか?彼女には何を?

「悠子のプレゼントは、いつもすごくオリジナルなんですよ。だいたい、日本の伝統料理に関係のあるものです。悠子はとっても料理が上手なんです。彼女からの美味しいプレゼントを、喜んでむしゃむしゃ食べてますよ。僕からは、彼女にロシアのものを贈っています」

悠子とアレクサンドルとは、純粋に友人の関係だ。彼らは基本的に氷の上で会う。その後はそれぞれの個人的な生活だ。これはスケートの為だけのものと二人は考えている。


自分たちの競技でいちばん難しいことは何かと聞いてみる。彼らはしばらく考える。

「僕にとっていちばん難しいのは、厳しい規律に従わなくちゃいけないことです」先にサーシャ・スミルノフが答える。

「私にとっては、ペアスケーティングのすべてが難しいです」川口悠子はため息をつく。「ペアでは、同調するために常にパートナーを見ていなくちゃいけないんです」

今シーズン、彼らはコーチのタマーラ・モスクヴィナと共に、ショート、フリーともにプログラムを一新した。新ショートプログラムの音楽は、サン=サーンスの『白鳥』。タマーラ・モスクヴィナの告白によると、音楽、つまりプログラムのテーマを選びながら、悠子とサーシャは『白鳥』をすることになるだろうと信じて疑わなかったそうだ。

「私の生徒は、身体面も、振り付けも、とてもいい準備ができています」モスクヴィナは語る。「彼らは、全現役フィギュアスケーターの中で、いろんな意味で最も難しい構成の演技ができるペアのひとつだと思っています」

「新しいショートプログラムをとても気に入ってるんです」アレクサンドル・スミルノフがコーチの言葉を証明する。「それに、結構うまくやれてると思います。氷の上でできる限り納得のいくものにするために、僕と悠子は練習してるんです。僕個人としては、滑るときの音楽が気に入っていて、インスピレーションを起こさせるものだということがとても大切なんです」

 ― サーシャ、自分のペアが今ロシアで“ナンバーワン”であるということは、大変ではないですか?

「それに相応しくあらねばいけません。つまり、いつも一定の高さのレベルで試合に臨むということです。それを川口悠子と一緒に追求しています」

 ― コーチとはどんな関係ですか?

「私たちは、仕事のパートナーです。ひょっとすると、タマーラ・ニコラエヴナが私たちを強くトレーニングに駆り立てているのかもしれません。しかし、敢えてそのようにすることができる彼女は、偉大なコーチです」



********************


川口悠子:1981年、日本生まれ。
世界ジュニア選手権女子シングル銅メダリスト(※実際には銀メダリストのようです)。2008年ヨーロッパ選手権銅メダリスト。2007-2008年GPシリーズ入賞。ロシアチャンピオン。
好きな休日の過ごし方:トレーニング
好きな食べ物:海産物


アレクサンドル・スミルノフ:1984年、ペルミ生まれ。
シングル選手としてスタートする。ペテルブルクに移り、往時の著名なリュドミーラ・スミルノワ、またニコライ・ヴェリコフの元でトレーニングを積む。2006年夏よりタマーラ・モスクヴィナに師事。2008年ヨーロッパ選手権銅メダリスト。2007-2008年GPシリーズ入賞。ロシアチャンピオン。
好きな休日の過ごし方:好きな女性のそばにいること
 




2008年10月16日
リュドミーラ・ベズルコワ


<原文>
http://www.rg.ru/2008/10/16/figuristy.html

<自習メモ>
сам с усами 青二才ではない(←髭がある)

правило 規定、ルール
как правило 原則として、概して



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この記事へのコメント

  • オクサーナ

    ecoさーん、ありがとうございました。
    ミーシンの項をさっそく読ませてもらいました。
    真央選手のことを話しているわけではないのですね。

    今週末はスケートカナダですね。
    川口&スミルノフ組出場ですね。
    期待の二人なので楽しみにしています。
    川口さんってべレズナヤに、似ていませんか?
    タマラコーチだからかな??


    2008年10月31日 22:43
  • eco

    ペアの放映予定はCSのみ(しかもかなり遅れて)の予定ですが、川口ペアが優勝したら、地上波でもやってくれるでしょうか?
    川口さんの憧れの選手はベレズナヤですよ^^

    「その子は、エレーナ・ベレズナヤのように滑りたいというだけのモチベーションで、我々のグループで練習したいというわけです。」
    ↑川口&スミルノフ公認ブログの、モスクヴィナコーチのインタビューより
    http://blog.livedoor.jp/yukosasha/archives/2008-08.html#20080825
    2008年10月31日 23:15
  • ユリ

    川口ペア、スケカナ優勝ですね。おめでとうございます(^^)地上波放送はありませんでしたが。。。
    悠子ちゃんの休日の過ごし方ってすごいですね!
    ストイックというかなんというか。

    川口ペアとは全然違うのですが、ロシアのスケート事情に関する雑誌記事を見つけたのでカキコします。2006年(ちょっと古いのでもう状況は違うかもしれません)COURRiER japonに載っていたものです。
    ロシアで子供にスポーツを習わせる場合の費用についての記事で、フィギュア部分だけ抜粋します。
    文字制限があるので何回かにわけますね。

    2008年11月03日 19:56
  • ユリ

    フィギュアスケートの場合は誰でもスクールに入れるわけではなく、基本的には調和のとれたモデル体型の子供でないとうけいれられない。レッスンは無料だが、用具は親が買う。スケート靴は800ルーブルから、衣装は1シーズン1着必要で、自分で縫えば2000ルーブル程度。ただ支出の総額はこの限りではない。フィギュアを始めて間もない子でも個人レッスンが必要となり、コーチ代が1回500ルーブルかかるという。とはいえ、ロシアの青少年スポーツスクールの維持費の大部分は依然として国が負担しているので、スケートリンクやサッカー場の使用料を親が払わされることはない。コーチの報酬ですら払わなくてよいこともある。これもすべて、旧ソ連のスポーツ教育システムが残っているおかげである。国会の資金投入がなかったら、ロシアのスポーツはとっくにのむ菓子に、一握りの、生活に困らない家庭の子供達だけのものになっていただろう。」
    2008年11月03日 19:57
  • オクサーナ

    ユリさん、ecoさん、こんばんわ。
    ロシアのスケート事情を興味深く読ませていただきました。
    旧ソ連のスポーツシステムースケートに関して言えば、男子シングルの五輪五連覇が象徴的ですよね。
    ぺトレンコーウルマノフークーリック-ヤグディンープルシェンコと続いた黄金の歴史にピリオドを打つのは誰でしょう。高橋選手だと嬉しいのですが。
    現在のロシアの選手達は、ちょっと弱体化していますがソチ五輪に向けて強化している選手の登場を楽しみにしています。
    2008年11月03日 22:46
  • eco

    ユリさん
    興味深い記事のご紹介ありがとうございます!
    当時のレートを調べてみたら、1 ルーブル= 4.4円ぐらいでした。ちなみにサラリーマンの平均月収は、現在でも5万円ぐらいらしいですが、それにしても個人レッスン2200円なら高くないですよね?
    さすがはロシア。ソチ五輪あたりで、フィギュア王国の復活劇が見られそうな気がします!
    2008年11月04日 22:08
  • eco

    オクサーナさん
    五輪五連覇は本当に見事ですよね!でも、ソ連崩壊によってスポーツシステムにも空白期間ができてしまい、ちょうど今がその時期にあたっているということでしょうか…
    そうそう、高橋君!ねんざでチャイナカップ欠場ですね…とても残念です(涙)

    2008年11月04日 22:18

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