プルシェンコは勝者として戻れるか?

ピセーエフ、ズーリン、ウルマノフ、チャイコフスカヤの見解です。




プルシェンコは勝者として戻れるか?



 94年リレハンメル五輪前のことだ。88年カルガリー五輪チャンピオンのエカテリーナ・ゴルデーエワ&セルゲイ・グリンコフが、もう1つ金メダルを獲るために戻ってきた。そして、勝った。
 果たしてエフゲーニー・プルシェンコは勝者として戻ることができるのか?ロシアフィギュアスケート連盟会長及び、有名なコーチたちに聞いてみた。



ヴァレンチン・ピセーエフ:ロシアスケート連盟会長

 エフゲーニーが復帰の決意をし、規則正しいトレーニングをしているのは嬉しい。しかし、これだけでは不十分だ。
 まずは明確な練習プランを見て、プルシェンコがそれを厳格に行っていることがわかり、そして最高レベルでとはいかなくても、いずれかの全ロシア的な大会に出場するのを見たら、その時こそ、彼が本当にオリンピックの準備をしているとみなすことができるだろう。


アレクサンドル・ズーリン:タチヤナ・ナフカ&ロマン・コストマロフ(五輪チャンピオン)のコーチ

 もしジェーニャが復帰したら、彼には敵はいないだろう。モチベーションの問題に…どうやって1日4時間の重労働をする身体を作るのか?
 それから、リスクのことも理解しておかなければいけない。オリンピックチャンピオンの称号には「前(元)」という接頭辞はつかないが、もしかすると、例えば4位になる可能性もあり、これは非常に印象を損なう。
 常にハングリーな者が勝利する。もしプルシェンコがハングリーになれば、彼は勝つだろう。


アレクセイ・ウルマノフ:五輪チャンピオン、セルゲイ・ヴォロノフ(2008年ロシアチャンピオン)のコーチ

 難しい問題だ。ジェーニャは優れたスポーツ選手で、本物のプロだ。自分が何のために戻るのか、そして何をなすべきなのかをはっきりと分かっている。
 バンクーバー五輪まであと1年。これは十分な時間だ。私が困惑しているのは3年間というブランクだ。これは長すぎる。
 オリンピックはただの試合ではない。そこでは、非常に多くの物事が賭けに出される(※多くのものを賭けて戦う?? いまいち意味がつかめません)。そして、オリンピックで勝つためには非常に多くの物事が「結びつく」必要がある。今度は結びつくかどうか、それが大きな問題だ。


エレーナ・チャイコフスカヤ:ソ連邦名誉コーチ

 いま男子シングルのリーダーは不在です。もしプルシェンコが固い決意で復帰するなら、彼は勝つでしょう。モチベーション不足ということにはならないでしょう。偉大なスポーツ選手というものは、何のために戻るのかを知っていますから。


2009年2月25日
『ソヴィエトスポーツ』

<原文>
http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/322302



<自習メモ>

ставить на карту 賭する
много (述語として)多すぎる、あんまりだ

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この記事へのコメント

  • りら

    ecoさん、アブトのことありがとうございました。
    彼は今でも素敵ですね。奥様とお子さん、それにズーリン一家、ア二シナ夫妻まで見られるなんて。

    ところで、プルシェンコの可能性について、一番冷静に語っているのは、ウルマノフコーチでしょうか。
    ご自身の経験や、現在の状況を一番理解しているのは、彼なのでしょうね。

    ユーロのアイスダンスの動画を見たのですが、私の一番のお気に入りプラトフコーチも着々と実績あげているようで嬉しいです。

    プルシェンコにヤグディン、アブト、クリムキンて同時代にいたんですねぇ。マリ二ンはプルシェンコを見てシングルをあきらめたというし。
    プラトフ、ドミトリエフ、グリンコフ、同い年ですよね
    。彼らは、金2個づつ獲得してる。
    今、プルシェンコに頼らざるを得ないというのは、ロシアにとってつらいところですね。
    今は彼らには冬の季節なんですね。

    ecoさん、私もベルネルは大好きですよ。
    数年前、シーズン途中にプログラム変更して、プルシェンコそっくりに踊っていた選手がいましたが、彼はちょっとと答えておきましょう。

    2009年02月27日 21:03
  • eco

    りらさん
    ベルネル大好きでよかったです~。これ以上はあまり考えないことにします(笑)

    ウルマノフのコメントは冷静ですよね。彼自身が五輪チャンピオンで、現在もまさに男子シングルのコーチをしているので、いろんなことが一番よく分かるのかもしれませんね。

    ユーロでのカー姉弟の表彰台については、タラソワもとても喜んでいました。「プラトフやズーリン、ウルマノフなどが頑張ってくれているから、私も安心してコーチ業から引退できる」みたいなコメントを出していましたよ。

    ついさっき、世界ジュニアが終わりましたね。男子はグリゴリエフが3位、女子はレオノワが優勝!ということで、全種目でメダルを獲得しました。バンクーバーにはちょっと間に合わないかもしれませんが、ロシアにもやっと“春”が訪れそうな予感です。
    2009年03月01日 00:28

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