言葉なしで理解し合える(上)

(上)はドムニナ&シャバリンとアイスダンス、
(下)はアリョーナ・レオノワと女子シングルについてです。




 ロサンゼルスの世界選手権の競技最終日、目にも心にも嬉しいイベント(?)が始まった。現地のスタープラザで、アイスダンス・フリープログラムの勝者たちにスモールメダルが授与されたのだ。この日は幕切れも素晴らしかった(?)。ティーンエイジャーのアリョーナ・レオノワが世界を驚かせた。女子シングルで7位に入り、バンクーバー五輪の出場枠2をロシアにもたらした。

 スタープラザは、ステープルズセンターの中央入口近くにある小さなステージだ。試合開始を待つフィギュアスケートファンたちは、授与式を見るだけでなく、スケーターたちに質問をすることもできた。

 「ちいさな」ステージ(表彰台)と最終表彰台とでは、3位の組が異なっている。世界選手権で銅メダルを獲得したのはカナダのテッサ・ヴァーチュー&スコット・モイアだが、フリープログラムで3位だったのは2009全米チャンピオンのメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイトだ。しかし、スポンサー企業からの記念の腕時計は両方の組に贈られた。


 司会者:フィギュアスケートファンなら覚えていると思いますが、ピーター・カルザースは80年代に妹と組んでペア競技に出場していました。(現在彼はABCのコメンテーター)。彼は世界チャンピオンの外見を無視することができませんでした。二人そろってTシャツに黒いサングラスをかけて表彰式へやって来たのです。他のメダリストたちはジャケット、スカート、ブラウスというきちんとした格好だったのに。彼らは公式写真の撮影時でさえ、黒いサングラスを外そうとはしませんでした。

 「おぉ、あなたはまるでミス・ロサンゼルスのようですね」とピーターがオクサナを歓迎する。「今度は何をするつもりですか?」

 「日焼けするわ」とドムニナはひるまずに答える。

 「ロシアのマックス、あなたは手術を受けましたね。今はどんな調子ですか?」と司会者がシャバリンに質問を向ける。

 「素晴らしいよ!今は、怪我のことは考えたくもないね!」

 観客たちは、メダリスト全員を非常に温かく迎え入れた。サインや写真撮影を求め、求めに応じてマクシムがオクサナを手で持ち上げたりして、ロシアの2人を長い間引き留めた。また、面白い質問も飛び出した。例えば、スケーターは滑っているときにお互いに会話をするのかどうか?というもの。

 「私たちはいつも会話をしています。言葉でだけじゃなくね。手を握ったり、触れたりして、お互いにサインを送るんです」とテッサ・ヴァーチューは秘密を明かす。「でも、だいたいいつも私の方がしゃべってるわ」

 「僕たちは違う。僕たちはお互い言葉なしで理解し合えるんだ」というシャバリンの答えに、観客は拍手喝采をおくる。「演技を終えて得点を見たとき、僕はただただこう思った。“ありがとうオクサナ、ありがとうロサンゼルス、ありがとう神様!”」


 (続く)


2009年3月29日
レギナ・セヴォスチヤノワ



<原文>
http://www.championat.ru/other/article-31047.html

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