<最後まで道を歩むと約束します(上)>エフゲーニー・プルシェンコ

5/22 22:30 見直してみると、やはり気になるところが続出で、全体に手を入れました。大きな間違いの部分は赤字にしていますので、よろしくお願いします。


ちょっとお疲れモードで、あまり見直し&推敲ができていないのですが、とりあえず前半をUPします。
特にランビエルへの発言は過激すぎて、誤訳だったらどうしようかと思ったのですが、ロシア人ランビエルファンによる英訳(その部分のみですが)を見つけました。照らし合わせてみたら、だいたい合っていました・・・

要するに、「引退なんてウソだろ。俺がせっかく戻ってきたのに、なんでお前がいないんだ?寂しいじゃないか。頼むから俺と戦ってくれよ!」と言いたいのかなぁと解釈したのですが・・・意外とツンデレ??
この挑発にランビエルがどう対処するのかも気になるところです。




エフゲーニー・プルシェンコ

最後まで道を歩むと約束します



 昨日、モスクワの医師から「健康」と診断された後、五輪チャンピオンで3度の世界選手権覇者であるエフゲーニー・プルシェンコは、「コンメルサント(MERCHANT)紙」のワレリヤ・ミロノワのインタビューに答えた。自らをロシア代表チームの正式なメンバーとして位置づけ、明日からサンクトペテルブルクのアレクセイ・ミーシンコーチのもとで、2010年のオリンピックに照準を合わせた練習を開始すると約束した。
 また、26歳の著名なフィギュアスケーターは、2014年のソチオリンピックに出場する意向も明らかにした。しかも、最低でもメダルの獲得を見込んではいるものの、その結果にはこだわらないと言う。



 ― 何が競技復帰へのモチベーションになったのですか?

 いちばん大きいのは、試合がとても恋しかったことと、スポーツで自分の若さを引き延ばしたいと思っていることです。2014年のソチまでもね。真剣に言ってるんですよ。オリンピックのメダルは何色でもいいんです。いずれにしても、失うものは何もありません。僕はすでに、恐縮ですが、歴史に刻まれていますからね。でも、正直に言いましょう。もちろん再び勝つために戻ります。そうなったらファンタスティックでしょうね!
 僕は、カナダのパトリック・チャン、日本の高橋大輔、フランスのブライアン・ジュベール、スイスのステファン・ランビエルといった、僕のライバルになる多くの選手たちが、何気なく(?)同じもの(勝利)を渇望しているわけではないと理解しています。彼らは大きな勝利に飢えていますから、とにかく金メダルへと突き進んでくるでしょう。僕の方はというと、3年間世界のレベルで滑っていませんから、頭ひとつ抜きん出ることが不可欠になります。
 ランビエルのことは言い間違えたのではありません。彼の怪我を信じていないからです。彼はただ単に、オリンピックシーズン前に休養を取り、自分の新しいプログラムを静かに滑り込もうと決めただけです。そうでなければ、なぜこの一年間ずっとトレーニングやショーで4回転を跳んでいたんですか?何か簡単なものを滑ることもできたのに。ひと言で言うと、彼は遊んでお芝居をしていたのです。

 ― ここ2年間の世界選手権では、4回転ジャンプなしの勝者が生まれました。オリンピックではそれはもうないとお考えですか?

 絶対にありません。僕は、例えば、フリープログラムに最大2本の4回転を入れる計画を立てています。どちらもトゥループです。ひと月前にドイツのショーのアンコールで、4回転トゥループを決めました。そうそう、そのショーでは出番が4回あったのですが、そこで僕は世界記録を破ったと言っても過言ではありません。同じ条件で4回転を2本(※4回の)トータルで2本とか4本のトリプルアクセルなら、他にも成功させた選手がいるし、僕自身もいちばん良い状態の時にはやっていましたが、その日の僕は、合計6本のトリプルアクセルを跳んだんですからね。
 でも、もしトレーニングで、例えば4回転ルッツや4回転サルコウの成功率が最低でも90%になれば、それをオリンピックのプログラムに入れて、ジャンプのバリエーションに使うことができるかもしれません。
 それから、音楽は両プログラムとも、僕の友人であるハンガリーのバイオリニスト、エドウィン・マートンが書いてくれました。フリーが「タンゴ」で、ショートは映画「戦場のピアニスト」のテーマをアレンジしたものです。

 ― アレクセイ・ミーシンとは、もうオリンピックの準備に入っているのですか?

 明日から入ります。この3ヶ月間でアクセルを取り戻しました。僕はヤナ・ルドコフスカヤとソチで休暇を取っていて、戻ってきたばかりです。ヤナは僕が競技に戻ることを強く望んでいます。多分、(スケート)連盟よりも強くね。結局、スポンサーを見つけてきてくれたのはヤナなんですよ。Oriflameという企業です。僕たちの結婚式は8月にモスクワで行います。
 

 (続く)


2009年5月21日
「コンメルサント(MERCHANT)紙」



<原文>
http://www.kommersant.ru/doc-y.aspx?DocsID=1172987

この記事へのコメント

  • mimi

    いつも翻訳ありがとうございます。
    生の言葉により近い内容が読めて、とても嬉しいです
    彼は特に、言い回しが独特で面白いですね。
    ファンですら半信半疑だった復帰を本物にした彼を、
    最後まで応援すると約束します、という気持ちでいっぱいです。
    2009年05月22日 02:14
  • ざっそう

    お待ちいたしておりました!
    さて、このインタビューが出てからスイスでもわらわらと記事が出たのですが、当然内容の一部がドイツ語に訳されていて、それでもプルシェンコがステファンの怪我に疑問を持っているといった発言はしっかり削除されていました。
     
    >彼は遊んでいたのです。
    この遊ぶと言う言葉はたぶんドイツ語に自動翻訳で訳した時に出てきたschauspielen=芝居をする、に該当するのだと思います。英語でも芝居をする、はplayですのでひょとしたら、プルシェンコはステファンの怪我はお芝居じゃないのか、と言ったのかもしれませんね。 どうでしょうか。
    2009年05月22日 03:41
  • 茸の女王

    ジェーニャはステファンと一緒にショーをした時、戻ってくるだろうと確信するような何かを見たんでしょうね。
    2009年05月22日 09:00
  • ぷる子

    もう、嬉しすぎです!プルの言葉で復帰を確認できて…訳に感謝感謝でございます。
    そして、ジャンプに自信を取り戻せて、もう語る語る(笑)
    四回転ルッツなんて…試合で決めたらそれこそ世界初では?
    プルってばもう…復帰しても「強き凡人」ならぬ「やっぱり宇宙人」レベル。脱帽です。
    2009年05月22日 09:49
  • ろこ..

    ありがとうございます!icenetworkの記事だけでは悶々としていたものがすっきりしました!高橋大輔君の名前を挙げているところもチョー嬉しかったです!後半楽しみにしていますが…お体にお気をつけてーー
    2009年05月22日 12:32
  • ririco

    本人が語っているので 本当に本当なのですね。
    これはバンクーバーが面白くなってきました。
    四回転なきチャンピョンには疑問がありましたから
    フィギュアスケートが芸術でもありスポーツでもあることを
    再確認できそうな大会になりそうですね。
    日本勢もよりいっそう頑張らねば。
    2009年05月22日 23:12
  • eco

    mimiさん
    こんにちは^^
    もう少しこなれた訳ができればいいんですけど、なかなか難しいです。でも、ソチまでやりたいと言っているのは確かなので(ビックリですよね?!)、バンクーバーへの意欲は本当に本物ですよね。
    私もジェーニャを応援していきますよ!
    2009年05月23日 16:07
  • eco

    ざっそうさん
    ご指摘ありがとうございます!ロシア語の「遊ぶ」という単語は、英語の「play」と同じように「楽器を演奏する」「役を演じる」という意味もあるので、きっと「芝居をする」が正解だと思います。

    しかし、「遊んでいた」もヒドイと思いましたが「お芝居をしていた」っていうのはさらに過激なような(^^;…でも、きっとそれだけランビエルを評価していて、もう一度戦いたいということだろうと解釈しました。

    さて、ステファンはまたマスコミの質問に答えないといけませんね。放っておいてあげてほしいけれど、そうはいかないでしょうねぇ。。
    2009年05月23日 16:07
  • eco

    茸の女王さん
    ステファンがずっと4回転ジャンプの練習をしているのは事実(本人がはっきりそう言っている)なので、ショーでその姿を見たジェーニャが、「これはきっと戻るつもりだ」と思うのは、ある意味自然なことかなと思いました。

    本当にもう怪我が治っていて、戻ってきてくれるのなら、私は大歓迎なんですけど(笑)
    2009年05月23日 16:10
  • eco

    ぷる子さん
    めっちゃ語ってますよね(笑)まぁ、そういうふうに編集されてしまった可能性もありますけど、インタビュアーが聞いていないことまで「ついでに」「それから」と喋ってくれてますよね(笑)

    ピセーエフのロングインタビューもざっと読んだのですが、「ジェーニャは私に『3年前と同じことはしたくない。それでは繰り返しになってしまう』と言った。私は3年前と同じでも十分勝てると思うのだが、彼はそうしたくないらしい。彼は世界のフィギュアスケートの“現象”だから、オリジナルでなくてはならないのだ」みたいなことを答えてました。

    やっぱり宇宙人ですね!!
    2009年05月23日 16:10
  • eco

    ろこさん
    私もicenetworkの記事を読んだ後、モヤモヤ感がおさまらなくて、それで原文に手を出してしまいました(笑)後でけっこう手直ししてしまったので、よかったらまた見ておいてくださいね。

    キリル文字の大輔君の名前を発見したとき、私も「おおっー!!」って思いました。ジャンプの練習をやっと再開できた大輔君ですが、プルシェンコが名前を挙げてくれてると知ったら、きっと励みになるでしょうね!
    2009年05月23日 16:11
  • eco

    riricoさん
    今まで復帰にかなり懐疑的だったスケ連の会長も、非常に前向きに詳しく(8月にテスト試合をして、ロステレコム杯に招待して…等)語っているので、間違いないと思います。

    はい、フィギュアスケートは芸術でもあり、同時にスポーツでもあると私も思います。プルシェンコvs高橋君大輔が見たいです!
    2009年05月23日 16:12
  • 茸の女王

    お芝居してたという部分はそんなに過激でしたでしょうか? 私は余りそこは過激とは思わなかったので、私ってもしや元々の発想が毒っぽいのか?!と、しばし考え込みました。笑

    ロシア語話者による英訳やらインビューへのコメントも読みましたが、その人もジェーニャはこの発言を非難されるかな?と予想してたけど、肩透かしだったようでした。
    もしかしたら、諸外国の皆さん方も「まだそんなに滑れるのに辞める?嘘でしょステファン!」という一致した考えがあったのかな~と思いました。

    その後何かジェーニャはステファンに対してのこの発言で、非難されてるようですか?私は今のところ、まだ日本語の批判1つしか見ていません。

    非難するほどのことじゃないから、こらえてらっしゃるのでしたら、ジェーニャファンとしてステファンのファンのかたがたには大変申し訳なく… 肝の冷える思いです(勝手に)。
    2009年05月24日 19:31
  • eco

    茸の女王さん
    えっ、過激と思われなかったのですか!?
    受け止め方って、本当に人それぞれですね(笑)

    ロシアのランビエルファン・サイトを覗いてきましたが、「失礼だ!」と怒っている人もいれば、「プルシェンコの言うことなんか放っておこうよ」(ステ・ファンはアンチ・ジェーニャが多いので・汗)みたいな意見もあれば、「本当に戻ってきてくれたら嬉しいのに!」というファンもいました。 やっぱり人それぞれみたいです。

    ロシア語話者の方の英訳と、私の日本語訳とであまりに違うところがあったら、是非教えてくださいね。
    2009年05月24日 20:39

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