有名スケーターのクローンが表彰台を占領

ロシアのいわゆる高級紙『イズベスチヤ』より。
あまり好意的な内容とは言えませんし
少し的外れに感じる部分もあるのですが
ユニークな記事だったので訳してみました。
ニュアンスの違い等はきっとあると思いますので
ざっくりと読んでいただければ幸いです。



2011年11月27日
ワレンチナ・カレロワ

有名スケーターのクローンが
モスクワの表彰台を占領した


グランプリ・モスクワ大会の結果を受け、ロシア選手は男子シングル抜きでファイナル(於ケベック)へ進むことになった

 フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦であるモスクワ大会が閉幕し、ロシア選手は金メダル無しという結果に終わった。ペア競技ではユウコ・カワグチ/アレクサンドル・スミルノフ組が2位に入った。女子シングルではアリョーナ・レオノワとアデリナ・ソトニコワが、前世界チャンピオンの日本人、マオ・アサダに前を譲った。アイスダンスではエカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロヴィヨフ組が銅メダルとなった。

 最も弱さを露呈したのが男子シングルだ。アルトゥール・ガチンスキー、コンスタンチン・メンショフ、セルゲイ・ヴォロノフは表彰台に乗ることができなかった。

 「男子シングルに代表を送らないからと言って、私はそれを劇的な事件に仕立てたりはしない」と弊紙記者に強く言うのは、ガチンスキーのコーチであるアレクセイ・ミーシンだ。「シーズンは始まったばかりで、この先には国内選手権、ヨーロッパ選手権、世界選手権が控えている。そちらの方で結果を出さなくてはならない。グランプリの優勝者がシーズン後半に崩れるという事態を、我々は何度も目にしている」

 しかしながら、ミーシンのもう一人の教え子エフゲーニー・プルシェンコは、グランプリ・シリーズにエントリーすらしていない。彼は(ファンたちに)サインを配りながら、観客席からライバル選手たちを観察していた。このロシア人スケーターは、ホディンカ(※会場の地名)のリンクで個人的に一番人気だったわけではない。アメリカにジョニー・ウィアーという選手がおり、今年はプロ活動を行っているためアマチュアの試合には出ていないのだが、彼の女性ファンたちが愛するジョニーのバナーを大量に会場へ持ち込んでいたのだ。しかも、その彼が氷上にいるのを目にした。いや、実は日本の16歳、ユヅル・ハニュウ選手の中に彼を見たのだったが。しかし観客は人違いとはすぐに気づかず、客席にアメリカ国旗が挙がったほどだった。

 このウィアーのクローンは、観客とジャッジをがっかりはさせなかった。ジャッジは彼に惜しみなく点を与え、ハニュウをモスクワ大会の勝者とした。

 2位になったのは、もう一人のそっくりさんだ。スペインのハビエル・フェルナンデスのスケーティングスタイルは、スイスのステファン・ランビエルを思い起こさせるものだ。そのランビエルは現在、ガチンスキーと仕事をしている。ガチンスキーはライバルたちとは異なり、ついにプルシェンコのコピーをやめたわけだ。ちなみに、ガチンスキーとプルシェンコは同じトレーニングリンクをシェアしているものの、今では別の時間帯に練習を行っている。

 「振付に関することは全てうまく行きました」と、ガチンスキーが弊紙に笑顔で語る。「僕が芸術面で進歩できたのはランビエルのおかげです。ただ、ジャンプに何かが起こりました。試合への準備はできていたんですけれど。ミーシンコーチの言葉を借りると、4回転トゥループがどこかへ行ってしまったんです。練習で探すことにします」

 失ったエレメンツを探しているのはガチンスキーだけではない。カワグチ/スミルノフ組もまた、バンクーバー五輪後は4回転スロージャンプと縁がない。しかし、同様のエレメンツに、彼らのライバルであるアリョーナ・サフチェンコ/ロビン・ショルコヴィー組が興味を示しているのだ。彼らは今シーズン、試合でスロートリプルアクセルという最高難度の技にトライしてきた。

 「僕たちはプロではなくアマチュアですから、クリーンで美しい滑りをするだけではなく、高い順位を取ることも大切なんです」とスミルノフが言葉を結ぶ。

 つまり、難度の高いスロージャンプに帰ることは、このロシア選手たちにとっても必要なことなのだ。

 「私たちはすでに試合で4回転スローにトライしたことがあります」と、スミルノフとカワグチを指導しているタマーラ・モスクヴィナは話す。「いま練習でそれを取り戻そうとしています。ペア競技では、ウルトラCのエレメンツ無しにオリンピックで優勝するのは容易ではありません。その上、他の選手たちも積極的に実験を試みるようになっています」

 グランプリ・ファイナルは12月6日~11日、ケベックで行われる。ロシア代表としてカナダへ派遣される選手は次のとおり。ペア:タチヤナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ組、ユウコ・カワグチ/アレクサンドル・スミルノフ組。シングル:エリザヴェータ・トゥクタミシェワ、アリョーナ・レオノワ。アイスダンス:エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロヴィヨフ組。



<原文>
http://www.izvestia.ru/news/507899

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この記事へのコメント

  • みかん

    ecoさま、こんにちは!ゆづる君、ロシアでも大人気でしたね。「ユズリューシュカー」みたいなかけ声が聞こえたような(笑)ロシアのジョニーのファンは、ゆづる君とジョニーの絆を知ってるだろうから、もしかしたら沢山のジョニーズエンジェル達が応援に来てたのかもしれませんね。この記者は、ロシア選手が結果を残せなかったのがよほど悔しかったのかもですね。
    2011年11月28日 15:01
  • eco

    みかんさん
    「ユズルーシカ」確かに聞こえました!マトリョーシカ、チェブラーシカ、ユズルーシカ…違和感ないですね(笑)
    ロステレコム後の記事をいろいろ読みましたが、この内容はかなり異色だと思います。あまりフィギュアスケートを知らない、ちょっとひねくれた、愛国心の強い記者さんなのかもしれませんね~
    2011年11月28日 23:13
  • カマドネコ

    いつも拝見させていただいています。
    どこの国でも、マスコミは無責任に金メダルだ優賞だと煽るものなのでしょうか。
    ロシアのマスコミなら、グランプリシリーズの格式や性質、出場資格は知っているだろうと思っていたのですが、そうでもないようですね。
    どうせなら、大量の日本企業のスポンサー広告があったこと、ロシアでは企業がアスリートのスポンサーになるという発想がないことに触れて欲しかったと思います。
    2011年11月28日 23:29
  • eco

    カマドネコさん
    コメントありがとうございます。
    ロシアのマスコミは、残念ながら、あまり質が良いとは言えないと思います。基本的な情報を平気で間違えていたり、プルシェンコのツイートだけで記事を1本書いてみたり。日本と比べてどうなのかはよく分かりませんが…

    スポンサーに関する苦労については、ミーシンコーチとモスクヴィナコーチがインタビューで語っているのを何度か読んだことがあります。日本企業の広告については、私の知る範囲では見たことはありませんが、ロシア人があれをどう思っているのか、私もとても気になるところです。
    2011年11月28日 23:44

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