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2014年2月21日
ウラジーミル・イワノフ
一部の人間がソトニコワの勝利に対し
熱心すぎる接し方をした
(前文略)
ひとつ言えるのは、アデリナ・ソトニコワの勝利は完全にルールに則った、客観的なものだということだ。今シーズン私はキム・ヨナ ― 私は彼女に大いなる敬意を持っている ― を見ている。去る12月にザグレブで行われた試合でのことだ。その時はとても弱いように見えたが、ソチまでに著しく力をつけてきた。しかし、キムがここで質の高い高難度のエレメンツを披露したとするなら、ソトニコワの方には物語があった。何らかの物語だ。
第2に、キム・ヨナは明らかに、彼女が生まれ、そして選手として形成された時代の果実だ。一方ソトニコワは、新しいシステムの産物だ。新採点基準は女子のフィギュアスケートを著しく変え、アデリナのスケートは新しい要求にぴたりと合致している。キム選手の滑りは非常にありふれた滑走と準備が目立つものだった。趣向を凝らしたり、洗練されたものではなかった。
― ソトニコワに対して“ホーム”の採点が行われたということについて、どう思われますか。
私は議論の仲間入りをしたくない。男子シングルにおいても、ジェーニャ・プルシェンコの成功を妬む人々の声がしょっちゅう聞こえてくる。同じように今回も、ソトニコワの勝利に対して熱心に接する人々がいる。素晴らしい選手が勝利した後には、残念ながら、こういうことがよく起こる。おまけに、非難の声はとても大きく、明るく、あくどい。ここを通り抜ける必要がある。ただし、それらに注意を払わないようにすることだ。
すべての専門家たちの目には、言うまでもなく、オリンピックでの採点が客観的だったことは明らかだ。金メダルはそれに最も値する選手の首にかけられたと、完全に確信している。
― ソトニコワは、ジャンプの部分がより強かったですね。キム選手は、最強とは言えないプログラムを素晴らしく滑るという計算で、周到な手を打っていたという意見がありますが、賛成されますか?
どんな意見にも同調しない。各人がそれぞれ自分にでき得たことを、観客の裁きの場に持ち込んだのだ。アデリナには小さな手落ちがあったが、それらは微々たるもので、勝利に当たるか当たらないかを語るにすら値しない。
ところで、私はレーナ・ブイアノワコーチを祝福したいと思う。彼女のコーチとしての運命は決して平坦ではなかった。魂と、心と、お金と、エネルギーを傾けて育てたスター選手が自分のもとを去って行くのは、本当に打ちのめされるものだ。レーナにはこういうことが再三あった。今回銅メダルを獲得したデニス・テンに、エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ。よって、神はソトニコワにというよりも、ブイアノワに公平に接せられたのだとすら思える。
さらにもうひとつ。彼女たちのグループは今年まったく違ったやり方で仕事をしている。ここで非常に大きな役割を演じたのが、人目につかない灰色の枢機卿(黒幕)、ペーチャ・チェルニショフという名の振付師だ。彼こそが決定的な役割を演じたのだと思う。チェルニショフがそれほどまでに不可欠な新鮮さを持ち込んだことで、チームが新しい動きをし始めたのだろう。
<原文>
http://www.sport-express.ru/olympic14/figureskating/news/672488/
この記事へのコメント
おりーぶ
良かったです
るしー
終わりました!みんなお疲れさまですね。
なかなか面白い五輪でした。
不満のある人は、結局、「自分の」評価基準と「自分が」決めている勝ちルールに照らして、「自分の」気に入る結果にならなかったことに腹を立てているんですよね。本来の競技のルールもジャッジが規範とする評価も、それ以下だと思っているところが、凄いです。(笑)
Жにゃに対しても、棄権したことでメダル泥棒を防止出来て良かったというアンチなことを知人から言われました。団体で、技術も劣化しているのに地元加点で高得点が出て不愉快だったと。彼女はヨナアンチでもあるので、双方を同等のものとして貶すのですが、ネットで見かけるコメントには、その片方はファンで称賛、片方はアンチでボロクソという方もいて。
ホント、それぞれてんでんばらばらのお好みで言っているだけで、あほらしくなってしまいます。
私はみんなの結果に、何の異議も持たず、楽しめたことをほっとしています。
ソチ、スパシーバ! ボスコスポーツのウエア欲しい!!
ガチンは、モスクワワールドの後くらいから、彼の目指したい方向性と、先生の教えの方向が違っているかもと思っていました。どうなるんでしょうね。出来る子なのに。
eco
はい、まだ引退するつもりはないとのこと、嬉しいです!ただ、リーザが今日怪我をしてしまって心配です…(涙)
eco
ソチ五輪、お疲れさまでした!
採点競技は主観が入らざるを得ないので、どうしてもゴタゴタしますよね。でも、メダル泥棒とか、高得点が不愉快とかは、ちょっと酷いと思います。アデリナへの一部韓国ネットユーザーの攻撃などは、度を超えてますよね。どうしてもいつもこんなことになってしまうのか。
私もボスコのウェア欲しいです!トランコフがEXで着てたのとか、ミーシン先生が団体戦で着てたのとか、エテリコーチがリンクサイドで着てたのとか、素敵過ぎて。
ガチンスキー君も、リーザも、すごい才能の持ち主だと思うので、なんとか早くこの厳しい時期を抜けだしてほしいと願っています!