リーザの今年の多試合連戦についてミーシンコーチは「テニスのメソッド」と仰っていました。テニスのトッププレーヤーたちは数日後には次の試合に入っていくし、自分もヤグディンやプルシェンコの時代に実際にとっていた方法だと。久々のソッドが功を奏して、ファイナルでも良い演技ができるよう願っています!
― 今シーズンすでに5大会に出場しましたね。コーチからこんなにもたくさんの試合を提案されて、うまく処理できないのではという恐れはありませんでしたか?
いいえ。そうするのが本当に正しいと、なぜかすぐに確信しました。
― ところで、ミーシンコーチに連れられてリンクへ出るのと、別の人がリンクサイドにいるのとどちらが演技しやすいですか?オーベルストドルフではプロコフィエワに連れられていましたが。
女性同士のような内面的相互理解に達するのは、男性コーチとの間では非常に稀なことです。この点で特に難しかったのが最初の頃です。アレクセイ・ニコラエヴィチのところで練習していたのは主に男の子たちで、基本的にコーチの言葉やジョークに注意を払わないこともありました。女性はそうは行きません。私たち女性はすべての言葉を、自分の中を通過させようとしますから。今ではもうすっかり慣れました。コーチが何かそうじゃないことを言い始めるのを感じたら、さえぎるんです。「十分です、これ以上何も仰る必要はありません、全部わかってますから」って。
― もしリンクサイドにコーチがいなかったら、滑ることはできますか?
そうなったら何のために滑るというんですか?私は、コーチがそばにいて私を見てくれていると感じるのが好きです。その方が滑りに集中しやすいし、他の選手たちと戦いやすいです。
― あるインタビューの中で、氷の上(※フィギュアスケート競技)では友だちはできないと話していましたね。
そのフレーズどおりには言わなかったのに、見出しに掲げられてしまって。むしろがっかりしたぐらいです。私が何だか良くない人間に見えるんじゃないかと思いました。
― 実際、自分の競争相手たちの中に友人を持たないのは普通のことです。なぜこの質問をしたかと言うと、オリンピックの1年前、ユリア・リプニツカヤがあなたとの友情について話してくれたからです。チームの一員として自分のそばにいてほしいとまで言っていました。
それを聞いてとても嬉しいです。ユーリャとは本当に良い関係なんです。
― ライバル選手たちの中で、誰と戦うのが特に難しいですか?
自分です。ええ、真面目にお答えすれば、誰と戦うかによって違いはもちろんあります。リンクにユーリャかアデリナ・ソトニコワがいると、それ自体が厳しい対立の気分を起こさせます。
― とても女性的な質問をさせて頂けますか?今シーズンの2つの衣装は事実上同じ型のものですね。しかも、ひとつは身体の線がはっきり見えるほどかなり透けたものなら、もうひとつはもっと暗色で、あなたはこれを着てみんなから隠れようとしているのではと思わず考えてしまいます。あるいは、何か古いコンプレックスを隠そうとしているか。自分の体重と闘っていたときの、成長期に関わるコンプレックスを。
私はもう衣装を変えようかと考えていたんです。その話をしてきたのはあなたが初めてじゃありません。もし可能なら、ロシア選手権に向けて新しい衣装をつくるかもしれません。
― 現在、体型を維持するために何か努力しなければいけないことはありますか?
全体として以前よりもかなり楽になりました。成長期のいちばん厳しい時期は過ぎましたから。それでもやっぱり自分に制限をかける必要はあります。でも、苦痛になることはもうありません。空腹で失神することもありません。
― バカンスか新年に自分に許すことのできる、完璧な食の幸福のシンボルとして何を思い描きますか?
とにかく食べ物ですね。食べ物があることがいちばん大事!
(おわり)
この記事へのコメント
スケートファン
Юлия Антипова
Почему мы начали сбор средств
早く元気になりますように!祈っています。
eco
連盟が治療費を打ち切ると決めてしまい、それに対してパートナーや仲間たちがインスタグラムで署名運動的なことをしていましたね。その後どうなったのでしょうか…明子さんの例を励みに頑張ってほしいです!
スケートファン
少し安心しましたが、継続的に見守らないとね。
eco
50kgあればひとまず安心ですよね。南国でゆっくり休んで、モスクワへ帰って来て、競技に戻れるといいですね。