さて、今回はジガンシン君のインタビュー(抜粋版ですが)を初めて訳してみました。完全版の方では、ワールドでイリニフが太っていたことについての鋭い質問も飛んでいますが、「モスクワではすべてうまく行っていた。長距離移動と時差や気候の問題にすぎない」と彼女を完全にかばう答えをしています。私の中のルスラン株がUP(笑)
2015年4月3日
アンドレイ・シモネンコ
ロシアのフィギュアスケーターで、エレーナ・イリニフとダンスカップルを組むルスラン・ジガンシン選手が、イリニフ&ニキータ・カツァラポフ組再結成の可能性について自身の考えを述べた。また、カップルの今後の計画についても語った。
再結成はきっともう不可能だと思っています。逆入れ替えの発想なんて、ただ馬鹿げています。割れた茶碗はどうくっつけたって漏れてしまうし、どうくるくる回してみたところで完全なものには見えないでしょう。この点に関してのレーナの立場を僕はよく知っています。ヨーロッパ選手権の後、彼女がそのことを口にしていましたからね。僕もレーナ以外の誰かと滑るつもりはありません。
レーナはとてもスケーティングの良い選手で、彼女の「スケート靴(の一蹴り)」は世界最高のものの1つだと思います。彼女は輝かしくて、巧みで、カリスマ性があって、野心的で、一緒に仕事をするのが面白い。これはスポーツにおける良いサポートでもあるんです!それに、観客にとっても彼女はすごく魅惑的!彼女に視線が絡みついて目が離せないんです。
―近々のご予定は?
いちばん近いところの目標は、東京の団体世界選手権(国別対抗戦)で良い演技をすることです。両プログラムともうまくこなして、すべてのエレメンツをクリーンに滑り切れますように。一緒に戦う初めてのシーズンを高いトーンで終わらせたいと強く思っています。新しい力を持って来シーズンに踏み出せるようにね。
新しいプログラムづくりに取りかかるのは休暇の後です。音楽とアイデアのチョイスでは、すでにちょっとした草案があります。これは最終決定ではありませんが、でも多分、スペインの振付師アントニオ・ナハロとの仕事は続けるでしょう。それから、もちろん、「舞踏家」とアクロバット師たちがきっと招待されるでしょう。新しいリフトを習得するために。
<原文>
http://www.sports.ru/others/figure-skating/1028568964.html
<原文の元記事>
http://rsport.ru/interview/20150403/820013194.html
この記事へのコメント
PON
この記事、ツイッターで誤訳が思いっきり
広まっちゃってるのでモヤモヤしてました(笑)
ジガンシンは今までのどのインタビューでも
表立った批判はせずイリニフはもちろん、
シニツィナについてもネガティブな事を言ってません。
素晴らしいソツのなさですよ~。
eco
コメントありがとうございます^^
誤訳って、たぶん「馬」のことですよね?スケートの記事をグーグル露→英訳にかけてhorseが出てきたときは要注意なんです。конёкという単語で、もともとは馬(конь)の愛称形なんですが、お馬さん・子馬という意味以外にも、お気に入りの話題・お株・十八番とか、スケート靴(の片方)という意味もあって、機械翻訳ではカバーしきれないみたいで。私の訳もあまり良い訳文ではないかもしれません。
今回初めてルスラン君のインタビューをちゃんと読んでみて、頭のいい人だなあと思いました。ほんとにソツがなくて、言葉のチョイスもありふれたものじゃなく、お主なかなかやるなって(笑)
PON
こちら既に読まれたかもしれませんが、とっても良いインタビューです!
http://rsport.ru/interview/20141119/789444820.html
もなもな
eco
ご紹介のインタビュー、ざっとですが読ませて頂きました。やっぱり賢くて落ち着いた印象を受けますね。その風貌からもっと素っ気ない感じの人かと思い込んでいたので、いい意味で裏切られました!
eco
プラトフさんですか?噂によるとグリシュクさんはかなり激しい性格で、彼でなければパートナーは務まらなかったと言われているとか…
シニカツにも来季は上がって来てほしいと思っていますが、あの4人が同じ大会に出ていると心臓に悪いです(笑)
PON
「10年後にカツァラポフは後悔するだろう。
自分がとんだ馬鹿だったってね。」
グリシュクと組んでいた
プラトフならではの言葉だと思います。
eco
ええーーっ、プラトフさんはそんなこと仰ってたんですか?!
なんだかものすごく説得力を感じるのですが…(怖)
YY
現役時代、性格の相性と競技の相性は別物と割り切ってた彼ならではの発言と思いました(汗)
話がそれますが、グリシュク&プラトフ組はその昔NHK杯で試合会場の入りだったか出だったかをバラバラですとわざわざ解説されたカップルでした・・・NHKも昔はかなりズバっとしてましたよね(笑)
eco
エフゲニー・プラトフという人について、年々、どんどん知りたくなっていきます。そうなんですね、かりやん(?)にそんなことまでバラされていたんですね(笑)。パパシゼも完全別行動と聞きました。競技の相性って不思議で奥深いものなのですねぇ。
YY
カップルによっては別行動というのは昔からありましたが、プラトフさんたちのケースはまた別でした(笑)
グリシュクさんがエキセントリックな行動をしだした時でも、競技ファンの多くは解散はないと思っていたように記憶しています。今でいったら、デイビス&ホワイトとヴァーチュ&モイヤ組を足して2で割ったような強さでしたから。
昔の演技はYouTubeなどで見られても当時どういう解説やコメントがあったかまでは現在のファンに殆ど見られないのが残念でなりません(笑)
eco
あの2組を足して2で割ったようなって、つ、つよすぎる…。競技パートナーとして彼女以上の人は存在しないと、確信するしかない状況だったのでしょうか(汗)
たしかに、ネット動画時代になって、演技そのものはたいてい見ることができますが、解説やコメントまではなかなか残っていなかったり、そこまでチェックする時間がなかったり。でも、そういうところまで追いかけると楽しさが倍増しそう(笑)