たしかにジャンプは安定していませんでしたが、スピンやスパイラルはますます美しく、表現力も増していると感じました。リーザのように大復活する日を楽しみにしています!
そして本郷さんの成長ぶりにも驚きました!優勝おめでとうございます!!
2015年10月12日
タチヤナ・フレイド
(前文略)
― ユーリャ、エスポーでの演技について聞かせていただけますか?
もう少し期待していました。すべてのエレメンツに向かって行ったのですが、昔のミスが出しゃばってきて。練習ではこういう問題はありません。つまり、もっとプログラムを滑りこまなくてはいけないということです。フリップがダメでした。最近、シーズン初めはこのジャンプがうまく行かなくて。このせいで私が自分にどれだけ腹が立ったか!もちろん時には悪くなることもあって、それは分かっています。でも、何でもありません。シーズン中にすべて修正されるはずです。
― 今回は休養明けの大会でした。どんな感覚ですか?
この試合を待っていました。最初のうちはまだまだ時間があると思っていたんです。でも実際には、もうフィンランドへ行くというときになって、スーツケースに荷物を詰め込まなくてはいけませんでした。時間が経つのが早かったです。大会初日は何もかもがまるで初めての試合のようでした。でもその後、感覚を思い出しました。リンクへ出て、自分にできることを見せたいと思いました。どうやら進歩はあるみたいですね。安定性を高めて、ぜんぶ仕上げなければ。そうすれば滑りも、プログラムも、見ごたえのあるものになります。今は何もかも同時に上げなくては。それからどうなるか見てみましょう。
最初の試合を終えてひどくがっかりしている、というほどではありません。これは始まりです。今ではどこを直すべきか、何を仕上げる必要があるか分かっています。
― 休養中、競技をやめてしまう考えは浮かびませんでしたか?
いろんなことがありました。問題に、スキャンダルに。お正月のあと、かなり長いあいだ滑りませんでした。
― どれぐらい?
はっきり覚えていません。覚えているのは、ママにダーチャへ連れて行かれて、そこで新年のお祝いをしたこと。私は食べたくなかったし、飲みたくなかったし、何もしたくなかった。頭はからっぽ。あの時のことは決して忘れないと思います。あれほど何もしたくないなんて!完全に荒廃状態で。
― リンクへ戻るモチベーションをどこに見出したのですか?
たくさんの様々な「可」と「否」がありました。私たちはすべて秤にかけて、考えて、成るにまかせようと決めたんです。
― その苦しい時期を支えてくれたのは誰ですか?
たくさんの人たち。とてもたくさんの人が私を心配してくれました。ママは当然ですね。ママはいつも私と一緒にいて、何もかもサポートして、助言してくれます。でも、ロシア選手権が終わって、今後は私ひとりで行くことに決まったんです。自立しなくてはいけません。ただ、練習への送り迎えだけはしてもらっています。私はまだ車の運転ができないので。
― その一歩を踏み出す決意は簡単にできましたか?
ひとりで行くこと?どちらにしても、いつかはそうする必要がありました。今の方がいいですね、私にとって最重要のシーズンではない方が。
実際、アメリカへはママと一緒に行きます。滞在は1日ではないし、公共交通機関を使うのが難しくて、車を借りる必要があるので。でも、帰国後はもうぜんぶ自分でやります。大人にならなくては。
― あなたはもう大人ですよ。
そうでもありません。はやく大人になります。でも、ママにとっては私はいつまでも子どものままでしょう。
― アメリカへ行く狙いは?
プログラムを仕上げるために行きます。私の振付師マリーナ・ズエワがこちらへ来るのは不可能なので。アメリカへは私たちの第2コーチ、セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ドゥダコフと行きます。やることはたくさんあります。グランプリ・アメリカ大会へコンディションを整えて行かないと。
― 今シーズンの準備はどんなふうに進んできましたか?
たくさんのものを乗り越えなくてはいけませんでした。頭の変化に、ありとあらゆるものの変化。変化は強い影響があります。女の子がこの成長期になぜこんなに大変なのか、今なら分かります。本当に大変。自分が何か虚脱状態にあるんですが、何が起こっているのかは分からないんですよ。頭ではすべて認識していて、思考も正しいのに、フィジカルでうまく行かないんですよ。小さかった頃は、向かって行って、やっていました。それが今は、ぜんぶ頭で分かっていて、エレメントをやろうとするのですが、身体がうまく作動しません。
最初のうちは、私ひとりだけがこうなのかと思っていました。でも、他の人たちと話をして安心しました。みんなこの道を通るんですね。私はそれほど大きくなったわけではありません。体重も激増はしていません。体内で再配分が行われているだけです。
リーザ・トゥクタミシェワが私にアドバイスしてくれています。私たちは今たくさん交流しています。彼女は私のお手本。私も彼女のことをとても嬉しく思っているんです。リーザはとてもいい人。チームのほかの女の子たちも。
― 今シーズンの目標は?
安定してジャンプを跳べるようにならないと。全体として安定性を取り戻すことです。そうなれば、もうライバル選手たちと戦えるでしょう。
<原文>
http://fsrussia.ru/intervyu/1285-yuliya-lipnitskaya-v-techenie-sezona-vse-dolzhno-ispravitsya.html
この記事へのコメント
るしー
仲良し女の子選手同士でしか語れない悩みを共有できたりして上手く復調してくれるでしょう。
今回の試合での注目は、やっぱりメンショフ君でしょうか。イケメンUPしちゃって!音楽もかっこよくて合ってました。イケメンコーチのイケメン指導もあったのでしょうか?!あとは、あの冷や冷やする3Aをなんとかしてくれれば文句なしですが。ヴォロ君もがんばってほしいですね。
eco
すみません、スケアメが終わってしまいました…
ユーリャちゃん、とても女の子らしくなって素敵。でも、しばらくはちょっと大変そうですね。リーザたちに励ましてもらって、うまく乗り切ってほしいです!
メンショフさん、SPで4回転2本決めちゃいましたね!!そして、衣装のプリント写真が彼女=アルテミワ選手のお顔という点でも衝撃を与えてくれました(笑)。フリーでは崩れてしまいましたが、メンショフワールドを全開してくれる日を楽しみにしています☆
ヴォロノフ君も頑張れ!ベテラン万歳!