2016年1月29日、ブラチスラヴァ
タス通信ヴェロニカ・ソヴェトワ記者
(前文略)
「今日のような滑りなら、フロランはメダリストになれたはず」と彼は言う。「そうならなかったのは正直言って悔しかった。でも、今それは全面的なことではない。重要なのは、アモディオが自身の無類性、ダンス性、芸術性によってフィギュアスケート界で名声を獲得して、引退したということ。彼はこの競技の歴史に名を刻むに値する。彼とともに仕事をした日々は、私の人生における真剣な1ページとなった。だから今日は彼の演技後、涙をこらえることができなかった」
モロゾフは、アモディオには大いなる未来が待っていると確信している。
「彼はジャーナリズムの勉強をしている。ツアーにもきっとたくさんのオファーが来るだろう」と話す。「観客は彼を知っているし愛している。大いなる未来が彼を待っている」
ロシア男子の誰かと仕事をする予定はないのかと質問すると、次のような答えが返ってきた。「今のところ男子シングルでも、アイスダンスでもまったくそんな気はない」
モロゾフはソチ五輪に向けてエレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ組を指導し、2人は団体戦の金メダリストとなった。五輪後、カップルは解消された。
「ソチ五輪の後、私はアイスダンスに非常に疲れてしまった。ダンスは見ていないぐらいだ。昨シーズンも今シーズンも、ひとつも見ていない。アイスダンスの世界にはあまり浸りたくない。今は自分の娘(編集注:14歳のアナベル‐ニコル。彼女もフィギュアスケートをしている)に全力を傾けるときだ。自分はいま娘にとって必要で、娘にプログラムをつくることで心からの喜びを得ている。しかも彼女はシングルとアイスダンスを掛け持ちしている。成功するかどうかを言うのはまだ早いが、1~2年経てば、私たちはこの問題に戻ってこられるだろう」
<原文>
http://tass.ru/sport/2623248
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/23967.html
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