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zoom RSS <診断は“コーチ中毒”(4)>アレクセイ・ミーシン

<<   作成日時 : 2009/07/01 23:31   >>

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ええっと…自分の書いた日本語が理解できません(笑)
まさか学術論文(?)を訳すことになるとは思いもよらず。
医学・生理学に詳しい方のご協力をお待ちしております<(_ _)>




 ― 選手の成長度合いに関係するものは、他に何がありますか?

 多くの技術的な熟練、高難度のエレメンツを遂行する力、身体的資質などだが…柔軟性と芸術性は、40歳ぐらいまでずっと向上させることができる。一方、スピーディーに調和的動作を行う能力は、伸ばすのが非常に難しい。スピードというものは遺伝的な資質で、神経プロセスの流れの速度によって決まる(?)からだ。ある人の限界値を100とするなら、80かそれ以下が限界の人もいる。限界値80の者が100%の高みに達することは稀だ。最高値を追求することはできても、自身の限界値を踏み越えることはできない。

 遺伝学的に運命づけられた資質は、スケーターが身体の縦の軸を中心に速く回転する動作を行う能力にも関係してくる。これは、回転数の多い難しいジャンプを身につける際のカギとなる。
 過去のフィギュアスケーターたちは、2つのカテゴリに分けることができた。図形を描く「規定」で勝つ選手と、フリーに強い選手とだ。カナダのトーラー・クランストンは、1974年の世界選手権と76年のオリンピックの銅メダリストだが、信じがたいほど芸術的で、いつもフリープログラムでは高得点を取り、「学校」の方の点数は低かった。
 つまり、人間の動作は2つの異なる感覚系統に支配されているということだ。一方は前庭分析器の信号を、他方は関節にある受容器の信号を拠り所としている。したがって、自己受容器の鋭敏性を具えている選手は規定が得意で、逆に前庭分析器、あるいは素速い動作・ジャンプ・スピン・ステップの能力が発達している選手はフリーで勝っていたのだ。前庭の能力が低い選手は、4回転ジャンプやトリプルアクセルを習得するのが難しくなる。
 研究によると、胎児には受胎後5日目にもう前庭分析器が形成されている。これは人体組織において最も保守的な分析器のひとつであり、その機能を向上させるのは非常に難しいのだ。

 ― いま、多くの子どもたちがフィギュアスケートをしています。子どもの様子を見て、この子は趣味としてのスケートならできるとか、この子は結果への明確な目的意識を持ってやる必要があるとか、経験豊かなコーチなら見分けられるのでしょうか?

 もちろん見分けられる。たしかに例外的に才能の開花が遅いこともあるが、フィギュアスケートの歴史を見てみると、トップ選手は原則として元ジュニアチャンピオンか、もしくはジュニア選手権のメダリストだ。しかし、だからといって、結果の出ない子どもは競技をやめるべきだということにはならない。フィギュアスケートは、人体組織に影響を与える希少なスポーツのひとつだからだ。
 フィギュアスケーター特有の動作のひとつに、骨盤に対して肩を逆に回転させる(?)というものがある。この動きによって我々は脊椎を神経支配し、その脊椎が、今度はすべての内臓器官に作用するのだ。この点においてフィギュアスケートと比肩できるスポーツは、おそらくテニスか跳躍競技だろう。ひねりを加えて行う跳躍、つまり、飛び込みやアクロバット、体操の跳躍だ。
 偉大なフィギュアスケーターたちの多くが、健康上の問題を解決するためにスケートを始めている。チャイコフスカヤやロドニナもそうだった。アメリカのテンリー・オルブライトというスケーターは、幼い頃にポリオ(急性灰白髄炎)にかかり、裕福な父親が病気の娘のためにリンクを作った。その後、彼女は世界選手権で2度の優勝と2度の2位を経験し、1952年のオリンピックで銀メダル、56年の五輪では金メダルを獲得している。

 フィギュアスケートはアクセルジャンプだけではないし、単なる取り替え足のついたコマでもない。フィギュアスケートをやっていると、深い社会的な機能が身に付く。衣装の歴史や、様々な音楽作品の作曲の歴史 ― 誰が書いたのか?、いつ書いたのか?、時代背景は?その音楽は何を表現しているのか? ― に興味を持った者は、必ず知的に成熟するだろう。
 さらにフィギュアスケートは、観客の前で集中し、自身の技術を披露する能力を高めてくれる。このような能力を身につけた人間は、間違いなく優れた管理者となり、うまく会議を運営したり、部下たちの前に堂々と出られるようになるだろう。


 (つづく)

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コメント(12件)

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初めまして、こんばんは。
いつも興味深い記事の翻訳をありがとうございます!
正直に自己紹介すると、たった3カ月ほど前からエフゲニー・プルシェンコにはまってしまった者で、ロシアに関してもフィギュアスケートに関しても全くの初心者です。
ですのでecoさんのこのブログも端から少しずつ読ませていただいているのですが、いつも本当に面白いです。
今回はまたミーシン先生の専門的な講義で…何でしょう、いわゆるコアとかセンターみたいな話なんでしょうか??
ecoさんの日本語は全く問題ないと思いますが、私の理解度があまりに低いです(笑)でも続きが楽しみです。
突然ですがこちらのブログを、お気に入り欄に掲載させていただいてもよろしいでしょうか。そのお願いあって参りました。どうぞよろしくお願い申し上げます!
http://emizhenya.cocolog-nifty.com/blog/

emizhenya
2009/07/02 01:38
emizhenyaさん
はじめまして、こんばんは。私は1年ほど前からアレクセイ・ミーシンにはまってしまった者です(笑)
と、冗談はさておき、3ヶ月前にプルシェンコにはまる方がいらっしゃるなんて、ちょっとビックリしました。だいたい皆さんヤグプル時代かトリノからのファンだと思っていたので。

お気に入り欄でご紹介いただけるとのこと、ありがとうございます。もちろんOKです。私の方からはご紹介できなくて申し訳ないのですが…実はリンク集の作り方がわからなくて(^^; ミーシン教授のような理系の頭が欲しいです。
eco
2009/07/02 22:22
>3カ月前にプルシェンコ
そうなんですよ〜。我ながらいい年こいて大アホだと思います。世の中にはこんなのもいるんだと笑ってやってくださいませ!
ブログも初心者なんで、ワケも分からず訥々とやってます。もちろん、最初からこちらにだけご紹介させていただくつもりでしたので、お気になさらないでください。どうもありがとうございます!
>1年ほど前からアレクセイ・ミーシンに
あまり冗談に聞こえません(笑) ミーシンワールド、奥が深くて、毎回頭がグルグルしてます(笑)。これからも興味深い記事を、楽しみにしています!
emizhenya
2009/07/03 00:12
はじめまして、ついつられて初書き込みです。私もじつはにわかで昨年11月にプルさんにはまってしまい、かれこれ半年以上毎日動画や関連ブログなどをみている状態です。(YOU TUBEで国内選手→トリノとみてるうちに…)
復帰のタイミングで一緒に応援できるなんて幸せです!!ミツンの複雑怪奇さもだいすきw
jiji
2009/07/03 08:16
横レスですが、失礼します。
ここのとこニコやらつべでもプル動画のupと再生数が多いのに注目していましたが。。。
トリノ後のファンの方がこのところすごく多いんですね。しかもミーシンの世界に嵌ってるのもすごいです(驚)
いまさらながらにプルの魅力に気づくこの頃です。
ぷる子
2009/07/03 09:21
mizhenyaさん
さっき99年と00年のジェーニャをちょと見てたんですが、やっぱり宇宙人ですねー。突然ハマッてしまうのもうなずけますよー。

さて、そろそろミーシンインタビューの最終回に取りかかりましょうか。脳みそが溶けそうですけれども(笑)
eco
2009/07/03 21:45
jijiさん
ようこそお越しくださいました^^
そうですか、去年の11月からですか!それにしても、ものすごく良いタイミングでハマりましたねー。ロステレコム杯で初めてハマる人も出てきそうですから、そのときには「私なんてもう1年前もからファンよ♪」って言えますね(笑)

ミーシン教授の元気の秘訣は、複雑怪奇さですかね!?
eco
2009/07/03 21:45
ぷる子さん
なるほど、プルシェンコが復帰宣言したのをきっかけに、従来のファンが動画をupし始め、それを目にした人が新たにハマっていく…そんな図式でしょうか。

でも、ミーシンワールドにまでハマる人は少ないと思っていたのですが…教授の魅力を侮っていたかも!?
eco
2009/07/03 21:46
すごいタイミングだったと我ながら…。
ほんとはトリノのエキシビで出会ってたんです。名前もよく知らないのにあほみたいに録画リピートしてたなあ。それからwktkしながらフィギュアの放送見続けてたのに試合に出てこないしww。
時が流れて、個人的に今年の試合があんまりおもしろくなくて、ネット環境整ったからつべで昔のでもみるかーと思ってたら、セッボ→GF→ニジンスキーの連続攻撃に全面降伏でした。
1周年記念にロステレコムってそうか!すごいですよね!!

それにしてもミツンの禁断の魅力はやヴぁいですよね。
jiji
2009/07/03 23:05
jijiさん
トリノのエキシビはスゴかったですよね!私も「え?」「は?」「ウソ!?」って感じで、テレビの前で圧倒されっぱなしだったのを覚えています。

ミーシン教授って、よく見るとすごくキレイな目をしてるんですよねー。写真を見つめていると思わず引き込まれそうになります(危険・笑)
eco
2009/07/04 20:17
はじめまして☆じべーると申します。(名前の由来は選手じゃありません)
遥か昔のアイスダンスのロシアペアから始まりまして、キャンデロロとストイコ時代はロシアから浮気してましたが、紆余曲折を経てゴッドファーザーからプル様ファンに戻ってまいりました。ヤグプル時代は他に熱中するものがあり、「ふ〜ん」としか思っていなかったのを超悔やみつつ、今ネットで昔の動画を拝見させて頂いております。 
ミツン教授とプル様のベストショットが、ニコニコ動画の「プルジェクトX」で見られますよ☆ 
よろしかったら御覧になってみてください。(謁見済みならスミマセン。) 
ロシア語翻訳大変でしょうが、、、更新楽しみにしてますね!
じべーる
2009/07/04 21:30
じべーるさん
ようこそお越しくださいました^^私も特に地球に優しい活動をしてるわけじゃありません(笑)
そうですか、ヤグプル時代だけハマッていた人は少なくないと思うんですが、その逆の方がいらっしゃったとは、これまたビックリです。

今、ご紹介の「プルジェクトX」を見てきました。なんてハラショーな2ショット☆しかし、こんなスゴイ動画を作ってしまう方がいらっしゃるなんて…プルシェンコの魅力は無尽蔵ですね〜

eco
2009/07/05 01:28

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