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zoom RSS <ウルトラCのエレメント>アレクセイ・ウルマノフ

<<   作成日時 : 2012/04/08 04:43   >>

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ガチンスキー選手に代わり、ジャン・ブッシュ選手の国別対抗戦出場が決まりました。教え子を連れてコーチもきっと来日しますよね!というわけで、そのウルマノフコーチのインタビューを一部抜粋にてご紹介したいと思います。プルシェンコの頭の中のコンピューターって…ロシア製?宇宙製?



2012年4月4日
ピョートル・マレチン

アレクセイ・ウルマノフ
ウルトラCのエレメント


 チェリャビンスクの町ヘ特別な人物がやって来た。その人アレクセイ・ウルマノフは、4回転ジャンプを試合でクリーンに決めた世界初のフィギュアスケート選手だった。後に彼はオリンピックチャンピオンとなった。現在はチェリャビンスク出身のジャン・ブッシュ選手のトレーニングを行うかたわら、ロシア各地でマスタークラスを開き、地方の指導者や選手たちに技術を伝えている。ウルマノフがVIP74.ruの記者の取材に対し、通信簿で好きな数字、エフゲーニー・プルシェンコの頭の中のコンピューター、フィギュアスケートにおける策略について語った。


大好きな「3」

 (略:自分の学生時代の話。授業をさぼったりしていたので、通信簿は「3」が多かった)

 今では自分が生徒を受け持っています。例えばジャン・ブッシュですが、彼は4月1日に19歳になりました。すでに2シーズン一緒に練習しています。昨年のロシア選手権は3位で、今年は4位でした。彼にとっても私にとっても非常に良い成績です。それまでは17位でも満足していたんですからね。世界ジュニア選手権には2度出場し、昨年は11位という成績でしたが、今年はもう5位になりました。彼は成長していると思います。ジャンはとても良いモチベーションを持っているんです。4回転ジャンプを習得し、すでにプログラムに組み込んでいます。今はそれほど安定していないかもしれませんが、いずれにしても、これは進歩の過程における大きな一歩です。

 4回転ジャンプの訓練は、長期にわたるプロセスです。私の場合、フィギュアスケートを始めて恐らくまだ4年目の頃から始まりました。そもそも4回転ジャンプとは何か?それは、ウルトラ級に難しいエレメントです。どんなスポーツでも、その世界に入る人間は、ウルトラCのエレメントへの道程に立ちます。私も一歩ずつ、4回転ジャンプに向かって歩んだのです。


選手はいつだって苦しい

 (略:自身の引退、フィギュアスケートの変遷について。多くのロシア人コーチが海外へ流出した)

 でも、変わらないこともあります。エフゲーニー・プルシェンコが帰ってきて、ヨーロッパ選手権で優勝しました。しかも、十分すぎるほどの説得力を持って。著名な振付師でプロデューサーのアレクサンドル・マトヴェーエフと話をしたのですが、「エフゲーニーはスーパープロフェッショナルだ」と言っていました。ええ、実際に彼は自分の仕事に関してスーパープロフェッショナルです。彼が試合に出場していなかった間、フィギュアスケートがその場で立ち止まっていたとは言えませんよ。とにかくプルシェンコには豊富な経験があり、それにプラス才能と、プロ意識と、献身と、そして効率良く仕事(練習)をするクレイジーな能力があります。そのすべてが相まって勝利へと導くわけです。ジェーニャの頭の中にはコンピューターがあって、トレーニング中でなくても、手術の最中でも、素早く、軽快に動いているんです。

 こういう頭はフィギュアスケートにとても必要です。だってこれは策略の、水面下の戦いの世界ですからね。ただ、フィギュアスケートと製鉄コンビナートと、どちらにより多くの策略があるかは言い難いです。そういうことはあちこちに有るんじゃないでしょうか。フィギュアスケートはスポーツ、プラス芸術ですから、策略の世界だというのは至って正常なことです。そこには主観的なもの、評価に基づくものがたくさんあります。策略やスキャンダルや空騒ぎなしに、どうやって済ませられるというんでしょうか?それは定義上、不可能なんですよ。それに、これはむしろい良いことです。より楽しいものになりますからね(微笑)。そのことで選手が苦しまないのかって?選手はいつだって苦しいんです!でも、コーチも選手と一緒にいますからね。だから、みんな苦しいんです(笑)。


自由時間にホッケー

 (略:双子の息子と一緒にホッケーをしている。好きなホッケー・チームについて)




<原文>
http://vip74.ru/sport/element-ultra-si-aleksei-urmanov

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コメント(4件)

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ガチン君は残念ですが、ゆっくり体も心も養生してまた復活してほしいですね。今後のロシア男子のためにはジャン君にチャンスが回ってきたのもいいと思います。いい経験になるでしょうね。ウル先生もがんばれ〜

JapanSkatesの織田君のインタビューは読まれましたか?
ジェーニャの4回転をすべて観察した結果、すべて同じタイミングで飛んでいるんだそうですね。やっぱりあの人は・・・!

策略かあ。ウル先生深いなあ。
古いワールドフィギュアスケートを読み返していましたら、
あのソルトレイクでの一件の、あのフランスのジャッジについて、キャンデロロが、「僕は彼女に長野で銅メダルにしてもらったんだから」とあっけらかんと言っていました。
彼らしいし、選手たちもみんなそこんとこも含めて競技と思っているのかなあと、改めて思いました。

関係ないですが、大河ドラマを見ていましたら、ジェーニャに似てると評判の山本耕史君(本人も似てると言われることは知っています)が、妖し〜くイケナイお芝居をしていて面白かったです。(笑)

るしー
2012/04/08 20:53
 翻訳ありがとうございます。
 「献身」という言葉がとても印象的だと思います。原文だとсамоотдачаという単語がこれにあたるのでしょうか。ロシア語でこの言葉がどのくらい重みのある言葉なのか私にはよくわからないのですが、スポーツ選手の超人的な努力には「献身」という言葉がとても合っていると思います。一人の人間だと思ってプルシェンコを見ていると、プルシェンコの自分の進んでいる道や自分の決断を信じる力ってものすごいと思います。
とんがりコーン 改め とうもろこし
2012/04/09 04:00
るしーさん
JapanSkatesの織田君、すごく面白かったです!「人間を超越した感覚」って!! Jスポの解説で五十嵐さんも同じようなことを仰ってましたね。「どんな状況でもこうすれば跳べるというものを持ってますね」って。やぱり宇宙製かな(笑)

策略というか、ロビー活動については、小塚君も普通に話してましたし、今回レオノワもはっきり言っちゃってました。ウル様の仰るとおり、そういう競技だと思って楽しめばいいのでしょうか…

関係ないですが、山本耕史君よりも、うちの大家さんの息子の方がジェーニャに似てます!(笑)
eco
2012/04/13 20:49
とうもろこしさん
はい、самоотдачаがそれに当たります。「自分を手渡す」というニュアンスでしょうか。
私もロシア語としての意味の深さはよく分からないのですが、最近のプルシェンコ選手や高橋選手を見ていると、自分の望みを叶えるためとか、ファンに喜んでもらうためという域をも超えて、フィギュアスケート界全体のため、フィギュアスケートの未来のために滑っていると感じます。まさに「献身」だと思います。
eco
2012/04/13 20:49

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