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zoom RSS <試練は一度きりで終わらない(上)>タチヤナ・タラソワ

<<   作成日時 : 2012/09/23 19:36   >>

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春にドイツで手術を受けたというタラソワコーチですが
すっかり元気になってフル活動しているようで嬉しい限りです。
今年はアイスダンス界に異変が起こるのでしょうか?!



2012年9月21日
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ


タチヤナ・タラソワ
試練が一度きりで終わるということは無い


 彼女は自分の生徒を持っていないかもしれない。試合に来ないかもしれない。にもかかわらず、常に姿が見え、声が聞こえるところに留まっている。コーチ達と会話をしていると「タラソワのアドバイスで…」という話が出てくるし、選手たちに質問し始めると「タラソワがプログラムを作ってくれて…」という答えが返ってくる。

 今シーズン私がこの傑出したコーチに会ったのは、ノヴォゴルスクのフィギュアスケート施設で非公開のテストスケートが始まる前だった。

 「まだ話すことなんて何もないのに!」と、タラソワはインタビューの申し込みに驚いた。

 ― 私がお話したいのは、今まさに非常な勢いで高まっている気運についてです。ロシアのスポーツ選手をいわば「(世界中で)協力して」助けようという動きのことですが。

 その気運が高まったのは今ではありません。私が嬉しく思うのは、アメリカのイーゴリ・シュピルバンドのもとへロシアで最も強いダンスカップルのひとつ、エカテリーナ・リャザノワ/イリヤ・トコチェンコ組がイニシアティブを取るような形でトレーニングに行ったことです。だって私自身、ひとりで仕事をしたことはありませんからね。いつも強力なスペシャリストが助けてくれたのです。

 ― とはいえ、ロシアのフィギュアスケート界がかなり「オープン」になっているのが目につくようになったのは、まさに今です。アレクセイ・ゴルシコフは生徒を連れてアメリカのシュピルバンドのもとへ行っています。彼自身多くのことを学んでいると堂々と認めています。また、パスカーレ・カメレンゴはアレクセイ・ミーシンのもとへプログラム作りに来ています。彼の妻はアンジェリカ・クリロワで、妻のダンススクールの仕事に積極的に携わっているにも関わらずです。

 そのことならまったく驚きませんでしたよ。すでにお話ししたとおり、私はこの10年間そうやって仕事をしてきたわけですから。アメリカ人とも、イスラエル人とも、日本人とも、カナダ人とも…数年前、エヴァン・ライサチェクが私を訪ねてノヴォゴルスクへやって来たときだって誰も驚かなかったでしょ?彼は施設に2週間滞在して10kg痩せましたが、いちばん重要なことは、勝ちたいのならどのような態度でトレーニングに臨む必要があるかという認識を、彼が生涯にわたって得たことです。

 同胞と仕事をしているときは誰もこのことに気づきません。シュピルバンドのところへ移る価値はありますね…ただ、シュピルバンドも同胞です。彼は長い間私のショーで滑っていました。そしてアメリカの地で良いコーチへと成長したのです。マリーナ・ズエワとともにね。今年私が何よりも落胆させられたのは、この二人が別れたことです。二人で世界のアイスダンスを非常に大きく発展させたわけですから。

 ― あなたはズエワとシュピルバンドのことをよくご存じで、アメリカの二人のもとへ行かれたこともあります。これほど類い稀なタッグの解散を、なんとか未然に防ごうとはなさらなかったのですか。

 私は求められなければアドバイスはしません。マリーナとイーゴリがもう一緒に仕事をしないということを、ただただ残念に思います。二人にはこれまで通り敬意を持って接していますが、でも…本当に残念です。とても。

 私たちにはこの決裂をとやかく言ったり、ましてや非難する権利はないと思っています。私たちにできるのは、この先どうなるのか見守ることだけです。ちなみに、この出来事によって、トップ選手と他の選手との差が目に見えて縮まることもあり得るでしょうね。

 ― なぜそう思われるのですか。

 それは、マリーナもイーゴリもすでに個々に仕事をしているからです。その選手たちの成果は、ふたり一緒に達成したものほど印象的ではありませんでした。これはとても厄介なことなのです。同じようなことが私のコーチ人生の中でも起こりましたから。二人の優秀なコーチが一緒に仕事をするのは簡単なことではありません。これもまた競争ですし、しかも毎日ですからね。でも、どうなるか見てみましょう。私の考えでは、この状況は他のアイスダンス選手たちにとって、トップに近づく非常に現実的なチャンスとなるでしょう。それを選手たちが生かせるかどうかだけの問題です。


 (つづく)




<原文>
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/24762/



<自習メモ>
(всем) миром 一緒に、協力して
бросаться в глаза の目に飛び込んでくる、目につく

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
これからのアイスダンスどうなっていくの?と思っていたら、やはりタラソワさんへのインタビューがあったんですね!翻訳していただき本当にありがとうございます。
個人的には今シーズンのアイスダンス、不安もありますが楽しみにもしてます。アイスダンスが大人気だった頃の楽しみ方がまた出来るといいなぁと。テクニカルは今の方が凄いのですが、面白さは以前の方なんですよね〜。強かったロシア選手だけでなく、多くの選手が新しいことに挑戦してくるし、衣装も髪型も凄かったりしましたから(笑)
YY
2012/09/23 21:32
YYさん
私もアイスダンスの行方が気になっていて、タラソワさんのこのインタビューをしっかり読んでみようと思ったんです。
ズエワとシュピルバンドが別れたことはとても残念ですが、これで何かおもしろそうなことが起こるかもと、ちょっとワクワクしていたりもします。ボブロワ&ソロヴィヨフを引き受けたズーリンコーチも、カップルのイメージを一新しようと張り切っているようですし、どんなスゴイものが出てくるか楽しみですね!
eco
2012/09/24 23:38

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