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zoom RSS <ロシア選手はレベルアップしている(上)>タチヤナ・タラソワ

<<   作成日時 : 2008/11/28 01:07   >>

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11/29
少しずつ訳してUPしていく予定ですが 
タラソワさんの言葉は感覚的というか何というか
いわゆる“おばちゃん”のロシア語に触れるのは初めてなので
案外これが普通なのかもしれませんが…訳しにくいです(^_^;
かなり意訳が多くなっておりまので、ご了承くださいませ。



GPロシア大会後のタラソワさんのインタビューです。
冒頭部分と、取り急ぎ真央ちゃんの部分を訳しました。




タチヤナ・タラソワ

我が国の選手たちは向上していると思う



 先週末モスクワで、フィギュアスケート・グランプリシリーズ第5戦が行われた。大会参加者の中で最も目を引く人物のひとりが、ロシアチームの顧問であるタチアナ・タラソワだった。彼女はリンクサイドでコーチとして仕事をし、またコメンテーターも務めた。権威あるスペシャリストに『ノーヴィエ・イズベスチヤ(新報道)』紙が、ロシアと世界のフィギュアスケート界の現状について話を伺った。


 ― タチヤナ・アナトリエヴナ、コメントによると、我が国のフィギュアスケーターたちの今シーズンの演技は、とにかくあなたを大いに喜ばせたようですね…

 私は、我が国のスケーターたちが仕事をしているのを見ています。我が国のコーチたちも仕事をしています。まだ確かにミスはあります。ここでは、あなた自身もご覧になったように、ほとんどの選手がミスをしました。でも、特にペアなどは、初めてシニアの試合に出た選手もいたんです。ホームでの試合はいつも難しいものです。ですから、いずれにしても進歩は明らかです。
 私たちのアリョーナ・レオノワが自己ベストの滑りをしたのは素晴らしいことです。彼女にもっと力強さが加われば、我がチームに非常に強いシングルスケーターが現れることになるでしょう。
 それから今シーズンは、マリヤ・ムホルトワ&マクシム・トランコフ(オレグ・ワシリエフの教え子はグランプリ・モスクワ大会には出場していない・筆者注)のショートプログラムがとても良かったですね。
 しかし、もっと言いたいことがあります。私は、例えば、セリョージャ・ヴォロノフがスケート・カナダでなぜあんなに低い点数をつけられたのかが分かりません。これについては全く同意できません。彼は4回転ジャンプを決め、そして3回転半も跳び…細かいミスはありましたが、全体的にはとても良いスケーティングで、プログラムも興味深いものだったのに、どうすれば6位などという順位になるのかわかりません。ジャッジが私たちに誤った通知をしているのか、さもなければ何かを変える必要があります。でも、彼とウルマノフ(ヴォロノフのコーチ・筆者注)とは正しい道を歩んでいると私は思います。
 さて、繰り返しますが、このように我が国のトップスケーターたちは、全体としてレベルアップしています。個人的にこのような印象を持ちました。

 ― 我々の3番手のダンスカップル、ルブリョワ&シェフェルに対する、審判のある種の偏見を感じるのですが。そんな気がするでしょうか?

 いいえ、あなたは正しいですよ。彼女たちに対する採点はまったく不公平です。ホフロワ&ノヴィツキーに対しても、同じように不公平な採点をされることがあります。彼らは非常に良い滑りをしましたが、愚かにも、シリーズの同じ大会にロシアのトップダンスカップルが2組(ドムニナ&シャバリンとホフロワ&ノヴィツキー・筆者注)出場していました。
 私たちは、彼らを別々の大会に振り分けることもできたのではないかと思います。だって、去年の世界選手権で銅メダルを獲ったヤナとセルゲイが、ファイナルに残れない可能性だってあったんですからね。これは受け入れがたいことですよ、ましてやオリンピックのプレシーズンなのですから。
 このような選手たちを、このような創造的な授かりものを無駄にしてはいけません。私たちは、いま手元にあるものを大切にするべきです。

 ― 男子シングルに話を戻すと、新採点システムは難度の高いものをまったく奨励しませんよね。失敗したり得点を失ったりする可能性を恐れ、今では男子選手がプログラム中に4回転ジャンプを入れることは稀になっています。しかし、4回転こそ全種目の名刺で…

 まったく同感ですよ。でも、なぜこのようなことが起きているのかは、私に聞くことではありません。
 男子シングルにおける技術の進歩は、誰にも止められないと思います。正しい配点が必要なだけです。4回転ジャンプや難度の高いコンビネーションジャンプ無しで済ます傾向は確かにありますが、こんなことは長くは続かないでしょう。やはり、若いスケーターたちが難しいジャンプへのモチベーションを持てるようにする必要があります。「4回転」の習熟には怪我がつきものですから。
 ところが、怪我を抱えて試合に出るのは、今日では非常に困難です。ほら、ランビエルは大腿の内転筋を痛めていたでしょ。
 こんなことでは、トリプルアクセルすら追い出されてしまいますよ。私たちコーチですらモチベーションを持つのが難しいのです。なぜなら、責任を持って生徒を教えても、生徒はしばらく頑張るふりをして言うことを聞かないかもしれないでしょ…

 ― でも解決策は? プログラムを簡単にするのですか?

 なぜ簡単にしなくてはいけないんです?「4回転」を跳んだ選手に何か褒賞の得点を与えれば良いんです。我が国では、例えば昨年のロシア選手権の予選で、彼らにボーナスポイントを与えました。これは、現状に照らしてみれば正しくないことでしょう。しかし、繰り返しますが、私はそうは思いません。若い選手に難しいことを教える必要があります。

 ― カナダのスケーターたち、特に男女シングルの選手は、2010年バンクーバー五輪を前に、グランプリ・シリーズですでに2回勝っています。これは、あなたの見解では、理にかなったものでしょうか?

 バンクーバーとは関係ないと思います。カナダは常に男女シングルスケートのリーダー国でした。カナダの優秀なコーチたちは国外へ出ませんでした。だから選手の技術も進歩したのでしょう。

 ― ところで、世界チャンピオンである日本の浅田真央との仕事は、あなたにとって大変ですか?

 すべてが大変です。だって、最も強い選手とトレーニングするときは、大きな責任を伴うものでしょ。ただ、今の真央と一緒にやるのは2倍大変なんですよ。彼女はとても体が大きくなって、今も背が伸びていますから。スポーツの技術的側面において、これは最も困難な時期なんですよ、特に女子にとってはね。彼女のキャリアにおけるその困難な時期が、私のところに重なったんです…私たちはできる限り故障無くこの時期が過ぎるように、すべてのことをやっています。でも、この(※身体の成長の)プロセスのスピードが速くなるということはないのです。


 ※(下)へつづく





2008年11月24日
オクサナ・トンカチェエワ

<原文>
http://www.newizv.ru/news/2008-11-25/102044/



<自習メモ>
визитная карточка 名刺
опять-таки またしても、やはり、その上
предвзятость 先入観、偏見
объективный 客観的な/公正な、公平な


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ecoさんこんばんわ。
真央選手以上に緊張しながらNHK杯をみていました。
取りあえずは、ほっとしたところです。
タラソワコーチは、慎重なんですね。
身体の成長期であることに対してのコメントを聞くと選手を大切に思っていることがわかりますよね。
ロシアの女子選手は他国に比べて年長だったしシングルの選手が出にくいのはそんな理由もあるのかな?
14才ででてきたスルツカヤは例外でしょうか。

スケートカナダのこと、それともカナダのこと?ーロシアは不信感持っているみたいですね。
何かを変える必要とか言われると、なんだか私ビビッてしまいます。だって、あのタラソワですよ。
このまま怪しい採点が続くと、ひと悶着おこるんですかねぇー。
真央ちゃんともどもドキドキなタラソワコーチですね。
りら
2008/11/29 00:21
りらさん
真央ちゃん、ものすごく緊張してましたよね。あんな表情の真央ちゃんを見るのは初めてだったので、見ている私もやっぱり緊張してしまいました。
「タラソワコーチでは練習時間が足りない」というような報道もありましたが、コーチはコーチで怪我をしないように配慮しているからなのかもしれませんね。

なるほど、ブッテルスカヤなんて、26歳か27歳で女王になったんでしたよね。スルツカヤは14歳でしたか!私が初めて見たのは16歳ぐらいのときで、ポニーテールの元気な女の子でした^^

つづきを訳してみたら、インタビュアーがカナダネタを振っていて、ちょっとコワかったです。。
eco
2008/11/29 03:11
ecoさん、おはようございます。
続きを読みました。
男子のSPを見ると難易度を落とす必要性が無い、と答えは出ているように思いました。
伊藤みどりを思い起こさせる無良君やポンセロ選手スポーツやってるぞーって感じがして気持ち良かったね。
レイノルズも来シーズンにはエースになってくるんじゃないかしら。
ルータイ君は残念でしたが、ミーシンコーチを拝見できたので、よしとしよう。
ロシアの選手は必ず、ビッグゲームにあわせてくるので今の成績はあんまり当てにはできないですね。
難易度も出来ばえも両方レベルアップを図ってくる選手たちに期待と応援のエールを送りたいですね。
そして、"正しい配点"もね。
カナダのコーチ云々のくだりは額面どおりに受け取れないなあ(笑)。

ecoさんはぺトレンコのカルガリー五輪の演技を知っていますか。私の心に残る試合のひとつです。見る機会があったらぜひお勧めです。
りら
2008/11/29 11:34
りらさん
ポンセロ、無良君、レイノルズ、とても良かったです!!

真央ちゃんのトリプルアクセルからのコンビネーションがDG判定を受け、「えっ、たったこれだけ?」という点になっていたのを見て、「正しい配点」や「ロシア式ボーナスポイント」を出してほしいと強く思いました。。

ペトレンコの現役時代の映像は、先日の「プレーバックNHK杯」の番組で初めて見ました。なので、五輪の映像は見たことがありません…「プレーバック五輪」も放映してくれないかしら…
eco
2008/12/01 04:50

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