<バンクーバーでは 違うプルシェンコが見られる(下)>ピセーエフ

ブログ紹介文を編集しましたので、皆さま目をお通しください。
ついにGPのアサインが出ましたね!
プルシェンコの名前がTBAではなく本名で載っていたり
ドムシャバ、カワスミがNHK杯にエントリーされていたり
コーエンやシェン&ツァオの名前まであったりで
今からドキドキわくわくです!




<トランコフを監禁するべきではない>

 ― バンクーバーのペアの見とおしはどうですか?

 メダル争いになるだろう。カワグチ/スミルノフ組は、試合に出るたびにめきめき上達している。タマーラ・モスクヴィナが非常に正確で、頭を使った仕事ぶりを見せている。彼らの4回転サルコウは、確かに試合ではいつも成功というわけにはいかないが、練習では安定している。しかし、いちばん重要なことは、彼らの知名度と権威が審判の間でも上がっているということだ。以前は、技術点は高くても芸術点は抑えられていた。今はそういうことはない。私はモスクヴィナと話をしたが、二人はオリンピックの表彰台を狙えるし、また狙うべきだと確信していた。

 ― ドイツのサフチェンコ/ショルコヴィー組を上回るのは簡単ではないと思いますが…

 ああ、彼らには豊かな経験がある。何より勝利の経験がある。しかし、彼らがオリンピックでどのような演技を見せるかはまだ分からない。五輪は世界選手権とは違うから、もしドイツペアが怖じ気づくようなことがあれば、金メダル争いは非常に厳しいものになるだろう。

 ― 我が国の二番手のムホルトワ/トランコフ組は、ショートプログラムで一度ならずドイツペアに勝ちましたが…

 その通り。ドイツペアがミスをしたときだ。しかしこのペアには、正確に言うとマリヤ、マクシム、ワシリエフコーチの3人には、正常な環境が必要だ。これについては明らかにワシリエフ側に問題があると思っている。選手とコーチとが妥協点を見いだせないことがあるようだ。あのようなスキャンダルが二度と繰り返されないことを願う。確かにトランコフは単純な青年ではないし、何事にも自分の考えを持っているが、それでも妥協点を見いださなくてはいけない。彼は自分の意見に耳を傾けてもらえることを望んでおり、それは正当なことだ。

 別の問題もある。ワシリエフは、なぜかシカゴでオリンピックの準備をすることに決めたのだ。いったい何故だ?わからない。昔はコーチたちがアメリカで稼ぐということもあったが、今のロシアには、平均的な仕事ができる環境が整っている。五輪選手支援基金がかなりの助成金を出しているし、連盟も、ゼネラルスポンサーの「ロステレコム」のおかげで、それとほぼ同じ額を上乗せしている。さらに大統領奨学金もあるし、また交通の問題で時間をロスしないよう、代表メンバー全員にリンク近くの部屋を借り上げているし…

 ワシリエフが言うには、トランコフはとても人づきあいが好きで、朝の練習に準備をせずにやって来ることがよくあるそうだ。しかし、これは理由にならない!いま彼を監禁するべきではない!ここロシアで調整するのは、規律をただしにシカゴへ行くよりも果たして難しいことだろうか?…

<メダル争いをするのは3種目>

 ― では次に、女子シングルについて聞かせてください。

 女子だって? 第二のスルツカヤは当然いない。しかし、アリョーナ・レオノワのヨーロッパ選手権と世界選手権での活躍には満足している。

 ― アリョーナをヘルシンキのヨーロッパ選手権に派遣するよう主張したのは、他ならぬあなたでした。さぞご気分が良かったでしょうね。

 ああ、その決断をしたのは私だ。問題は、ロシア選手権で1位と2位になったソトニコワとトゥクタミシェワが、年齢制限のためヨーロッパ選手権に出られなかったことだ。3位がゲルボルトで、4位がペトゥシコワだった。ペトゥシコワはすでに何度か国際大会へ派遣されていたが、結果は出なかった。彼女はジャンプ以外は何も持っていない。一方レオノワは、目に情熱があり、戦う意志を持ち、闘争心の強い性格だった。それでヘルシンキにはゲルボルト(やむを得ず)とレオノワを派遣するよう提案した。そしてアリョーナは、自分が本物の闘士だということを証明してみせた。

 ちょっとした問題はあった。私は大会前に衣装と髪型の変更について聞こうとした(?)。また、彼女とアーラ・ピアトワコーチは、メンタル面を変える必要がある。先日、私のところへシーズンの準備プランを送ってきたのだが、ヨーロッパ選手権で3~4位を狙うと書いてあった。これはどういうことだ?(?)彼女はすでに4位なのだから、今度はメダルだけを目標にするべきなのに!…

 ― それでは、総括しましょう。我が国のバンクーバーでの目標は?

 ダンスで金を含むメダル2つ、ペアと男子で表彰台、女子は6位以内だ。


 (終)

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この記事へのコメント

  • りら

    ecoさん こんばんわ。
    ロシア強気ですね。
    まあどの競技でも、五輪となると信じられないほどの強さを示すロシア人なので、大口叩いてるとは思いませんね。期待してますよ。

    GPシリーズでいよいよプルシェンコ復活ですねー。
    嬉しいですね。
    今年のロシアカップとNHK杯は楽しみです。
    もしかするとNHK杯にも来るかも、という説もありドキドキです。

    ecoさんも"ワンス・アポン~"をお気に入りだったんですね。嬉しいです。
    私は映画が好きで、この映画も見ていたのです。
    まだ十代のプルシェンコが、あの映画の世界観をなんでこれだけ表現できるのか、という衝撃でしたね。
    同じマフィア映画でも、"ゴッドファーザー"をやったキャンデロロには感心しなかったので、余計にそう思ったのかも知れません。
    もっと多くの人に知ってほしいなって思っています。

    ところで、トランコフは何をしたのですか?

    2009年06月01日 23:19
  • eco

    りらさん
    ほんと強気な発言ですけど、不可能じゃないですよね。「さすがロシア」というところを見せてほしいです!もちろん、日本人選手も応援してますけど^^

    えっ、プルシェンコがNHK杯に来るかもしれないんですか?!もし本当に来てくれるんだったら、万難を排して長野へ行きますよ!!

    トランコフの件はよく分からないのですが、1ヶ月ほど前にトットミアニーナの男性遍歴(!?)を書いたゴシップ記事が出て、その中に彼の名前も出ていました。スキャンダルというのはこのことかもしれません。
    2009年06月02日 21:03
  • eco

    りらさん
    つづきです。
    その「ゴシップ記事」によると、ワシリエフコーチは2度離婚し、婚約していたトットミアニーナとも別れ、今はムホルトワとつき合っているそうです。ムホルトワは、過去のコーチたちが口をそろえて言うほど“我慢のできない”“カッとなる”性格なのに、コーチがムホルトワの肩ばかり持つので、トランコフは面白くないそうです。世界選手権のときは「マリヤがもう少しロスに居たいと言っている。その後シカゴへ行く。私は彼女に付き添うから、マクシム、君は先にペテルブルクへ帰りなさい。後日、電話で連絡を取ろう」と言われ、ひとりで帰国したそうです。

    ま、あくまでも「ゴシップ記事」なので、どこまでが真実なのかわかりませんが、いずれにしても、五輪に向けて悔いのない練習ができるといいなと思います。
    2009年06月02日 21:03
  • りら

    ecoさん、ありがとうごいます。
    恋愛模様華やかですね。
    トットミニアーナモテモテですね。
    ワシリエフコーチって結構年上じゃないですか?
    トランコフペアが今一ブレークできないのは、人間関係にあるのでしょうか。
    成績にも反映してくるので、結構興味ありますね。

    「恋をしなさい」といわれた真央ちゃんも、ロシア人のBFになっちゃうのかなぁ。
    デニス・テン君は無いと思うけど。
    でも、将来はわからない?!
    2009年06月03日 14:39
  • eco

    りらさん
    恋をすると演技に幅が出るっていうのは、タラソワコーチの仰るとおりだと思うので、真央ちゃんにはいっそペーチャ君とかコスチャ君(※名前は適当)みたいな彼氏をつくってほしいですわー。
    デニス・テン君はちょっと違うような…でも、多分同じリンクで練習してるわけですし、3歳しか違わないし…たしかに将来はわからないですよね?!?!

    (※真央ちゃんファンのみなさま、これ↑はあくまでも私の個人的な感想です。これに関連するようなロシア語記事はいっさい見たことはありません!念のためよろしくお願いいたします)
    2009年06月04日 21:46
  • 通りすがり

    не от хорошей жизни は
    「やむを得ず」です。
    研究社の露和辞典はお持ちですか? жизнь の項の最後のイデオムを集めたところに書いてあります。
    2009年06月08日 22:38
  • eco

    通りすがりさん
    またまた教えて頂きありがとうございます!本当に嬉しいです。
    実は私、学生時代から使っているコンサイスしか持っていないんです。今はインターネットがあるので、オンライン辞書でけっこう事足りるかなと思いまして。でも、今回の「не от хорошей жизни」はどうしても見つけられませんでしたし…やはり研究社の露和は、学習者として持っておくべきでしょうか?
    2009年06月09日 01:13
  • 通りすがり

    そうですねー、機会がありましたら一度店頭で研究社の辞書をご覧になってみてもいいかもしれません。ぶ厚いしお値段もそれなりだったと思うのですが、ぶ厚いだけに意味の説明が詳しいし、文例や慣用句の収録も多いので便利だとは思います。コンサイスとオンライン辞書だけでこれだけの露文を問題なく訳せているので(上から目線くさいコメントですみません……)、どうしてもなきゃだめってこともないのかもしれませんが。
    ついでですが、研究社の和露辞典はとてもよくできていると思います。
    2009年06月09日 12:32
  • eco

    通りすがりさん
    上から目線だなんて、とんでもないです!まだまだ自然な訳はできませんが、誤訳はそれほど無さそうだとわかって、ものすごくホッとしています。

    研究社の露和辞典、こんど都会へ出たときに(笑)本屋さんで見てきます。和露はまた別の出版社のものを持ってるんですが、あまり便利とは思えず、ほとんど使っていないんです。そろそろ露作もしたくなってきたので、こちらの方もどんな感じか見てこようと思います。
    アドバイスどうもありがとうございました!!
    2009年06月09日 19:40

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