ソチ五輪後も現役続行宣言ですね!そしてグリシュクさんはやっぱりもの凄いのですね…
2013年9月9日
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ
オリンピックのことしか考えていない
(略)
ライツィンとの練習は、ジャンプの踏み切りを変え、より軽く跳ぶ助けになりました。実はニコライ・アレクサンドロヴィチ(※編集注:モロゾフ)がそう言ったんです。私自身は、体重を落としたから軽くなったと思ってるんですけど。
― つまり、そこから、プログラムのジャンプセクションの難度を上げ始めたわけですか。
今のところ、練習で試しているだけです。
―コーチにとって自分のもとから選手が去るというのは、きっとあまり心地よいものではないでしょうね。人数の減ったモロゾフグループの中で、あなたは今どう感じていますか?
そのことが私に強い影響を及ぼしたとは言えません。そもそも私たちは別の時間に滑ってましたし。フロラン・アモディオが去って行ったのは、ちなみに、突然のことでした。私たちがカリフォルニアにいたときに出て行って。その後、彼がもうモロゾフとは練習しないということを、何かの記事で読んだんです。ただ、選手はそれぞれ自分にとってより良い場所を探しているという面もあります。
― あなたは、ちなみに、それと同時にミキ・アンドウがモロゾフグループへ戻りたがっていた事情を知っているのでは?
ミキがコーチを探していて、モロゾフ以上のスペシャリストは考えられないと言っていたことは知っています。ニコライ・アレクサンドロヴィチが彼女を断ったことも知っています。私は、ちなみに、断らなかったと思います。こんなスパーリングパートナーと一緒に練習するのは、いつだって為になりますから。でも、私の方から誰かほかの練習仲間がほしいとモロゾフにお願いすることは、決してなかったでしょうね。
― カリフォルニアでオクサナ・グリシュクと練習したそうですが、良かったですか?
とても。彼女が私たちにステップを見せてくれたとき、ニコライ・アレクサンドロヴィチは絶えずこう言っていました。「見なさい、よく見なさい、これはもう他では見られないよ!だって彼女自身、スケート靴でどんなことをしているか分かってないんだから。でも、これはもの凄いことなんだ」って。
― 真似をしてみるのは大変でしたか?
大変どころじゃありませんでした。私は取り乱して、がっくりきました。でも、その後なんとか治まりました。
― フリープログラムに「カルメン」という選択は、かなり議論の余地のあるものですが、そうは認めていないのですか?
そのことは考えました。きっとフィギュアスケ―トの「カルメン」は、どのみちみんな通らなくちゃいけないんです。これで次のプログラムは「白鳥の湖」を選ばなくちゃ。冗談ですよ、もちろん。
― でも、音楽を選ぶとき、何かの方針に従ったのですよね?
やりたかっただけです。私は直観的に強い女性像を探していました。“何の苦もなく”滑りたいとは思っていませんでした。そこで、この人物像になったんです。実は、プログラムの最後で自殺はしないんですけどね。
― 昨シーズンでいちばん強く印象に残っていることは何ですか。
崩れてしまったことです。これは私のスポーツに対する見方を大きく変えました。自分が年齢を感じているとか、引退を考えているなんて言いません。むしろ何か新しいことをやってみたいです。それから、オリンピックが終わってもスケートを続けようと決めました。自分の五輪シーズンがどうなるかに関わらずね。でも、今の目標はただひとつ、オリンピックです。
(以下略)
<原文>
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/35413/
この記事へのコメント
陽子
カルメンは今の所安藤選手の時と似た振り付けでしたが、パイレーツの時のように段々とレオノワ色に染めてほしいです。
eco
ようこそお越しくださいました。
私も動画を見ましたが、そうですね、まだ安藤さんっぽい感じでしたね。でも、どうしてもやりたいと自分で選んだ曲なので、これから「らしさ」が出てくるんじゃないかと期待しています!
ペケモジャ
レオノワはオクサナに打ちのめされたんですね(苦笑)
でもグリシュクは超人ですから、落ち込むことはないですよねw
グリプラが最後にタラソワの所へ移った頃ってモロはまだ現役だったので、グリシュクとどんな接点があったんでしょうね。
前の記事のエテリ先生のインタビューもとても興味深く読ませていただきました。今をときめくエテリ先生ですが、CSKAやユビレイニーではないので、なかなかコメントが大々的に出て来ず、どんな人だろう?と想像してました。
ユーリャ、メドベデワだけでなくツルシンバエワも楽しみですね。
ただシェレペンに対するコメントはちょっと読むのが怖い気がします(汗)
eco
プラトフコーチのインタビュー訳が滞っていてすみません!今日か明日には完結する予定ですので、もうしばらくお待ちくださいませ。
グリシュクさんは超人ですか?!しかも、自分でどんなに凄いことをやっているか分かっていないわけですね、モロゾフ氏によると。そしてそのモロゾフ氏は、テサモエとメリチャリのことを「ステップはワールド6~7位ぐらいのレベル。ジャッジのレベル判定が甘い」みたいな発言をしているのですが、どうなんでしょうか??
シェレペンの成績が良かった頃のエテリコーチのインタビューを読むと、教え子への愛情に満ちたものに感じられます。4歳のときから教えていたそうですし。ただ、この2年間は正常な関係ではなかったそうで、「リンクへ花束を持って『ありがとう』と言いに来ることもなく、コーチ変更を決めてしまったのは人間としてとても残念」とコメントされています(泣)